2009/11/17

いい加減にしろ、天地人

どうせ次が最終回だから、全部終わってからまとめて文句を言おうと思ってたんですが、いくら何でも酷過ぎるので、ちょいと文句を。

この前の日曜にOAされた回なんですが、大坂夏の陣において豊臣が滅びた件で、秀頼の嫁だった千姫が、真田幸村と直江兼続によって助け出されちゃいました。

ほんと、いい加減にしろよ!

いよいよ落城だって段階で、幸村はその前に戦死してるし、兼続を始め上杉家は京都の警護を担当してて大坂にすら行ってないんだぞ。異説もあるけど、火傷を負いながら実際に千姫を救出したと言われてる、坂崎直盛はどこ行っちゃったんだよ。

そんで、千姫を救出したことをもってして、愛だの義だので、家康に勝っただと?

勘違いも甚だしい!

兼続のことは好きだから、あんまり悪く言いたくはないんだけど、そもそもが100万石を超える大大名だった上杉が、30万石まで落ちぶれたのは、兼続のせいと言っても過言ではない。愛だか義だか知らねえけど、関ヶ原の時に直江状を叩きつけて家康に楯ついて、そんで落ちぶれたんじゃねーか。

徳川政権になってからは、必死になって徳川の機嫌取って、米沢30万石を維持するのに汲々としてたヤツらがだ、謙信以来の義だ何だと、ごたくならべる資格なんかねーんだよ。謙信と兼続とじゃ、それこそ天と地ぐらいの差があるんだよ。

どんだけ贔屓目に見たって、上杉は敗者であって、家康は勝者だ。そんで、敗者が生き残るためには、勝者に阿るしかない、それも厳然たる事実だ。そういうことを全く無視して、観念論的な理屈こねやがって、そんなもん100%負け犬の遠吠えにしか聞こえないよ。

とにかくね、今回の大河の制作サイドには、2度と歴史ドラマをやってほしくない。ある程度の知識があってこんな描き方をするなら、その罪は万死に値するし、知識が無いのなら、もっと勉強すべきだ。自分たちの姿勢を猛省していただきたいね。

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2009/07/15

zippo

前にもここで書いたと思いますが、私はしょっちゅうzippoをなくしてしまいます。先日も、愛用していた「水曜どうでしょう」のzippoをなくしてしまいました。

Zippo2 (在りし日の水曜どうでしょうzippo)

呑みに行った帰り、電車に乗り遅れそうになって走ったんですが、どうもその時に落としたようなんですな。なんか落ちたかもって音は聞こえたんですが、私からはちょっと離れた位置で聞こえたし、電車にも乗り遅れそうだったから、そのまま行っちゃいまして、家に着いたらzippoがない。やってもうたって感じ。

私はこれまでに十数個のzippoを買ってきましたが、そのほとんどを呑みに行った時とかになくしてしまい、唯一残ってるのは今から20年ほど前、一番最初に買ったzippoだけ。こいつだけは妙に縁があるようで、落としたりしても必ず帰ってくる。

Zippo (妙に縁のある最初に買ったzippo)

で、このたび新たに2つのzippoを購入しました。

Zippo3

zippoとしては珍しい赤と黒のボディで、奇妙なマークがついていますが、左側が真田幸村zippo、右側が上杉謙信zippoです。いずれも上には家紋、下には花押(サイン)がデザインされております。

Zippo4

裏側には、それぞれが残した言葉が書いてあります。幸村の場合は、大坂夏の陣の直前、親族に出した手紙の中の言葉。謙信の場合は、死ぬ一週間ほど前に残したと言われている辞世の句。どちらも、人生の無常感と、来たるべき死への覚悟が感じられ、zippoを使うたびに、何かが深く心に刻み込まれるような気がします。

そんな訳で、良い買い物をした、と思っていたんですが、よくよく見てみると、幸村の言葉が間違ってる。最後の部分、「あるものとはおぼしめし候」ではなく、「あるものとはおぼしめし候まじく候」なんです。じゃないと、意味が全く違っちゃう。

ガッカリしまして、返品しようかなとも思ったんですが、単なる誤植ってレベルじゃなく、デザインの時点でそもそも文章の意味を理解してないってレベル。良品に取り換えてくれるとか、作り直してくれるとか、そういうことはおそらく期待できない。

仕方ないので、細かいことは気にせず、このまま使うことにしました。どうせ私のことだから、そのうちどっかでなくしちゃうだろうしね。

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2009/05/20

天地人

ようやく正面切って大河を批判する記事がこちらに出てたので、ちょっとだけ。

まあ朝日さんは、やみくもに反体制を唱えてるだけのヘソ曲がりというイメージで、そういう姿勢はスケールの小さい私と合致する部分もあるんで、あんまり素直に喜べないんですが、時代考証の小和田先生のコメントなんかも出てたので、興味深く読ませてもらいました。

以前ここで私も書いた通り、今回の大河は創作が非常に多いです。もちろん、大河は歴史検証番組ではなく、あくまでもドラマなので、創作があっても大いに結構。だけど、史実と辻褄が合わなかったり、史実を捻じ曲げるような創作は、史実を知らない人に誤解を与えかねないので、避けるべきだと思います。

しかし、今回の大河はそういった誤解を与えかねない創作が多すぎる。そのあたり、小和田先生にもっとダメ出しをしていただきたいと思ってるんですが、この記事を読む限り、制作サイドがあまりそれを聞き入れていないようですな。制作サイドが歴史に造詣が深いんならそれでも良いけど、どう考えてもそうじゃないしねえ。

「本能寺の変」の回、天地人をイメージして挿入したカットがサブリミナルじゃないかと指摘されてて、それはそれで問題だと思うんだけどね、そもそも天=空ってイメージしてる時点で浅はか。天地人ってのは、天の時・地の利・人の和の略で、この場合の天は天意とか天運とか天命という意味であって、単純に空という意味じゃない。

百歩譲って空で良いとしてもだ、普通に空じゃなくて、星空にして、天意や天運や天命ってのに結びつけるべきだろ。景勝と兼続の結びつきを北斗七星に例えて、毎回最後に北斗七星が出てるんだし。自分たちでそういう創作したことも、忘れてんじゃないのか?

他にもおかしな部分は多くてね、いちいち文句たれてたらキリがない。昔の大河ってもっと史実に沿ってたと思うんだよね。政宗とか信玄とか。まあ多少の誇張はあったけど。最近はさ、原作がなくて脚本家が1から作ってたりとか、原作がそもそも創作性が高いとか、そういう問題もあるとは思うんだけど、それにしてもちょっとね。

「坂の上の雲」は大丈夫なんだろか?
変なの作ったら司馬さんに呪われるぞ。死ぬまで映像化を拒んでたんだから。

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2009/04/29

池田屋

幕末の「池田屋騒動」の舞台となった場所に、池田屋が復活することになったそうな。

事件の当時、池田屋は旅館で、そこに潜伏していた尊王攘夷派の志士たちを新選組が襲撃。将来を嘱望されていた人物もおり、これによって維新は遅れた、いやいやこれによって反幕府の意識が高まって維新は早まった、などなど意見はいろいろありますな。新選組の映画やドラマでは必ず取り上げられる事件で、階段落ちってのが見せ場になってます。

事件の後、旅館は営業停止となり、その後は所有者もちょいちょい変わって、以前私が京都に行った時はパチンコ屋になってました。店の前に申し訳程度に石碑があるだけで、事件の面影を思わせるものはなかったんですが、店の入り口を入ったとこに階段があって、多少は当時の池田屋を意識してるのかなって感じでしたね。

Ikedaya

その後、パチンコ屋は閉店して空きビルになってたようですが、このたび居酒屋チェーンが入り、「はなの舞 池田屋店」という名前で営業することが決まったそうです。屋号そのものが池田屋という訳ではなく、あくまでもチェーン店の支店名なんですが、内装は江戸時代をイメージしたものにして、高さ7mの階段も作るとのこと。

もちろん当時そのままの造りになる訳ではないでしょうが、池田屋の名前を使う以上はそれなりに意識してくれるんだろうし、営業を開始したら1度は行ってみたいもんですな。

池田屋の他にも、歴史の舞台となりながら今はその面影がないって場所は多いですね。池田屋のすぐ近くの、坂本龍馬と中岡慎太郎が襲撃された近江屋跡も、私が以前行った時は旅行代理店かなんかになってましたからね。

えらい昔の歴史の舞台だったりして、当時の状況が分からないようなところや、今は道路や鉄道になってるようなところの復元は無理でしょうが、そうじゃないところに関しては、可能な限り保存とか復元とかに力を入れてほしいですね。できれば当時の状況を忠実に再現してほしいけど、今回みたいに雰囲気だけでも良いと思うんで。

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2009/04/08

蒼天航路

つい今しがた第1話の放送は終わってしまったんですが、本日から毎週火曜深夜に「蒼天航路」のアニメが始まりました。4~5年前ぐらいまでモーニングで連載されてたので、記憶にある方も多いと思いますが、三国志のお話です。

最近では「レッドクリフ」の影響で、三国志に興味を持たれる方が多いようですが、「蒼天航路」は是非そういう方々に見てもらいたい作品です。

私は「レッドクリフ」を見てないので、ああだこうだ言える立場じゃないんですが、CMやPR番組を見る限り、赤壁の戦いで孔明がずいぶんと頑張っちゃってるみたいだから、三国志は三国志でも、「演義」を元に描かれてるようですな。一方、「蒼天航路」の方は、「正史」を元に描かれてます。

三国志はもともと陳寿という人が書いた歴史書で、こちらを「正史」と呼びます。歴史書なので、史実に基づいて描かれ、作者の創作とか脚色はさほどありません。ちなみに、日本史の授業で「魏志倭人伝」というのを習ったと思いますが、これは「正史」の中の「魏書東夷伝」という部分のことで、邪馬台国についての記述があります。

一方の「演義」は、「正史」を元に創作・脚色された作品でして、歴史書ではなく娯楽小説です。日本で言えば「真田十勇士」みたいな感じで、実在の人物がモデルになってるけど、中身は決して史実ではありません。で、「正史」は単なる史実の羅列で面白みに欠け、「演義」の方がストーリーは面白いってんで、日本でも中国でも「演義」の方がポピュラーで、映画やドラマや漫画になるのもほとんどが「演義」です。

「蒼天航路」は「正史」を元に描かれてるんですが、単なる史実の羅列ではありません。一人一人の登場人物のキャラ設定がしっかりしてるし、「正史」の記述の中で矛盾がある部分を突っ込んだりしてて、完成度が非常に高く、ストーリーも奥深いです。私は歴史好きなんで、歴史小説を500冊ぐらい、歴史漫画を400冊ぐらい持ってますが、その中でも1、2を争うぐらいの素晴らしい作品だと思ってます。

「演義」を元にした三国志しか知らない方が「蒼天航路」を見れば、目からウロコみたいな印象を受けると思うんで、是非見ていただきたいですね。まあアニメになると、どうしても原作を端折った内容になるし、多少違う表現になる部分も出てくるんだろうけど、今日見た限りではわりかし原作に忠実だったし、とても勉強になりますよ。

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2009/02/09

天地人

今年の大河ドラマ「天地人」ですが、とりあえず第6話まで終わりました。直江兼続が好きな私としては、とても楽しみにしていた作品なんですが、今のところはちょっと期待外れですね。

まずはストーリーに関して。これまでOAされたのは、原作では描かれてない時代の話が多く、ほとんどは脚本家の創作と思われます。これがまあ荒唐無稽でね、兼続が信長に謁見したり、厩橋城主の北条高広がいつも春日山城に居たり、越中攻めで緒戦から織田家の家紋の旗指物をつけてる軍勢とぶつかったり、おかしなところが非常に多い。静岡大教授の小和田哲男先生が時代考証をやってるんだけど、もっと脚本家にダメ出ししていただきたいね。

登場人物設定では、長澤まさみ演じる初音(架空の人物)が、原作では真田幸村の姉って設定だったのに、大河では妹って設定にしてたんだけど、そうすっと今後の話の辻褄が合わなくなるってんで、急遽原作通り姉に変えたりして、ちょっとお粗末でしょ。相武紗季演じる上杉景虎の嫁も、史実では上杉景勝の姉なのに、大河では妹って設定にしちゃってるけど、これもいずれどこかで辻褄が合わなくなるんじゃねーの?

まあ、北村一輝の姉が相武紗季ってのは、見た目にちょっと無理があるんで、妹に変えたんだろうけどさ、それなら信長、秀吉、家康はどうなのよ。史実では信長が一番年上で、秀吉は3つ下、家康は9つ下なんだけど、大河では吉川晃司(43歳)、笹野高史(60歳)、松方弘樹(66歳)で、並びが真逆。でも、信長と秀吉のシーンを見てると、今のところそれほど違和感はない。要するに、役者がしっかり芝居すれば良いだけのことで、そういう部分を期待できない役者をキャスティングするから、設定変えたりしなきゃいけなくなるんだよ。

役者の演技に関しては、妻夫木もイマイチなんだよね。芝居そのものは良いんだけど、喋り方がおかしい。昔の言い回しを使うから間違っちゃいけないって感じで、変に滑舌を意識し過ぎで、物凄く不自然。特にナ行の音が続く時、「殿の」とか、「殿に」ってセリフの時がひどい。北村一輝や東幹久みたいに、もっと普通に喋れば良いのに。

まあ、まだ始まったばかりだから、あんまりガタガタ言うのもどうかと思うし、どうやら今回の大河は歴史ドラマと言うより、恋愛ドラマとか人情ドラマとか、そういうスタイルで作ってるみたいなんで、史実がどうだこうだ言っても意味ないかも知れませんな。いずれにしても、今のところは私が満足するような仕上がりではないです。

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2009/01/21

センター試験

先週末にセンター試験があったので、例によって今年もネットで問題を拾い、日本史だけチャレンジしてみました。

日本史Bは全般、日本史Aは近代史中心なので、近代史が苦手な私は日本史Bから取り掛かりましたが、なかなか難しかったですね。最終的に二者択一で悩んだとこも多かったし、後半の近代史は完全に手探り状態で、イヤな汗をかく始末でしたよ。

日本史Aの方は、第2問と第3問は幕末から明治初期ぐらいの話だったのでスイスイ進んで、第4問と第5問は日本史Bと同じなので答案をそのまま流用、ここまではスムーズだったんですが、第6問の明治から大正にかけての話なんて全く手応えがなかったですね。

で、採点を開始。まずは日本史Bですが、第3問の鎌倉室町時代の話と、第4問の江戸時代の話は全問正解だったものの、それ以外で結構間違ってて、結局66点。

一方日本史Aは、第2問の幕末から明治初期の話が全問正解だったものの、第6問の明治から大正にかけての話は8問中正解がわずか1問という体たらくで、結局56点でした。

とにかく、どっちも難しかった。得意な範囲で全問正解もあったけど、全て自信を持って答えた訳ではなく、悩んで出した答えがたまたま合ってた、ってのも多かったし。

で、過去3年の自分の成績と比較すると以下の通り。

日本史A:81点→67点→80点→56点
日本史B:78点→80点→65点→66点

日本史Bは昨年とほぼ同レベルですが、日本史Aは過去最低です。
ちなみに全受験生の平均点は以下の通り。今年の数字は現時点での中間集計。

日本史A:57.6点→51.5点→56.0点→45.7点
日本史B:54.7点→67.0点→64.3点→58.7点

どっちも昨年より平均点は落ちてますね。そりゃそうだよ、ほんと難しかったもん。

一応、今年も平均点を上回ることはできましたが、全くもって満足できない結果でした。来年こそはもっと良い点が取れるよう、日々精進しないといけませんな。

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2009/01/14

岩倉使節団

先ほどまで「その時歴史が動いた」で岩倉使節団の話をやってたんですが、なんか妙に美化してたので、ちょいと文句を。

正直なとこさ、明治新政府になってからの施策が上手くいかなくて、あっちこっちから不満が続出して、政府の責任者たちが揃いも揃ってケツまくって逃げ出しただけじゃん。面倒くさいことは西郷たちに押し付けて。

でもそれじゃあまりにも体裁が悪いから、西洋文明の調査だの、不平等条約の改正だの、耳障りの良いお題目掲げただけだろ。実際問題、条約改正に必要な明治天皇の全権委任状も持ってなくて、何の準備もしてなかった訳だし。もちろんのこと、条約改正なんざ実現できてねーし。

そんで、2年近くも政務をほったらかして帰国して、西郷が内政をある程度まとめてたらさ、良いとこ取りで高位にふんぞりかえって、征韓論で難癖つけて西郷を追い落として、ほんとロクな奴らじゃねーよ。

まあもちろん、西洋の進んだ文化や技術の導入って点では、大きな意味があったと思うよ。だけどそういう部分に関しては、岩倉だ大久保だ木戸だってレベルの連中が、ガン首揃えて行く必要はないだろ。その道の専門家や技術者を連れていけばそれで十分だろ。

当時狂歌で「条約を結びそこない金は捨て世間へ大使何と岩倉」って揶揄されたそうだけど、まさにその通りだよ。どのツラさげて特命全権大使だなんて言えるんだ。孝明天皇暗殺の首謀者とも言われる岩倉さんよ、俺が子供の頃は500円札の肖像画になってた岩倉さんよ、2年もかけて何をしたって言うのさ。反論できるんなら、今夜にでも俺の枕元に立ってくれや。

私は基本的に明治新政府で高位にふんぞりかえってた連中が大嫌いなので、ちょっと辛辣な見方になってるから、異論のある方も多々いるでしょうけどね、それにしても今日の「その時歴史が動いた」は視点が偏ってたと思います。先週の直江兼続の時もそうだったんだけど、最近こういうパターンが多過ぎ。もうちょいネガティブな面も、しっかりクローズアップしてくれないと。

グダグダ文句書いてたら、ぼちぼち「どうでしょうクラッシク」が始まる時間になっちゃったので、今日はこのぐらいにしときますか。

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2009/01/04

大河ドラマ

いよいよ今年の大河ドラマ「天地人」が始まりました。

まあ、まだ第一回ですし、幼少期の話が中心なので、あまりどうこう言うつもりはないんですけどね、やはりと言うか、ほれ見たことかって感じで、やたらと女性が中心に描かれてますな。脚本家が女性だし、去年の大河で女性を中心に描いて数字取ったし、そういう影響が物凄く滲み出てる感じ。

もちろん、全てが作り話という訳じゃなくてね、兼続を見出したのは仙桃院だって説が有力だし、実際に女性が影響を及ぼしてるとこはあるんで、ある程度女性をクローズアップするのも悪くはないと思います。だけどさ、今日OAした75分のうち8割方で女性が中心になってて、なんぼなんでも偏り過ぎじゃね?

主役の妻夫木くんも、元々がどっちかって言うとフェミニンな感じだし、彼の演じる兼続もちょっと優し過ぎる感じで、妙にヌルイと言うか、なんか物足りないですな。まあこれは、私自身がどっちかって言うと骨太なストーリーが好きだから、そう思えちゃうだけのことかも知れんし、これから青年期に入っていって、艱難辛苦って感じのシーンになれば、変わってくるとは思うけどね。

その他のキャラに関しては、まずまずですかね。阿部寛が演じる謙信は、私好みのストイックで骨太な感じで、かつて「風林火山」で謙信を演じた自己陶酔男とは一線を画してたし。多少の鬱屈を抱えて養子になって、滅多に笑顔を見せず寡黙だったという景勝も、そういう雰囲気で描かれてたし。

強いて希望を挙げるなら、吉川晃司が織田信長役だったんだけど、彼は吉川元春の末裔なんだから、毛利一族の誰かを演じてほしかったね。とは言え、ストーリー的には毛利元就、吉川元春、小早川隆景あたりは出てこないだろうし、毛利輝元や吉川広家はちょっと情けない役どころだし、これと言ってハマる役はないですかね。

細かい事を言い出せば、史実や通説とは違う部分もあって、それはどうなのよってシーンもあったけどね、まあ全体的にはまずまずでしょうか。ただ、予告を見ると、常盤貴子や長澤まさみが随分頑張っちゃってるみたいで、今日以上に女性中心のストーリーになりそうな雰囲気が漂ってて、あんまり多くを期待しちゃいけない感じだね。

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2008/09/23

かねたん

来年の大河ドラマ「天地人」は、私の好きな歴史上の人物の1人、直江兼続が主人公です。歴史好きにとっては超有名人ですが、世間での知名度はかなり低いでしょうな。

で、PRを兼ねて、最近はやりの「ゆるキャラ」が作られたそうでして、それがこの「かねたん」です。

Kanetan1_2 Kanetan2_2 

系統としては「ひこにゃん」や、その仲間の「しまさこにゃん」、「いしだみつにゃん」と同じでしょうが、彼らは猫がモデルになってて、「かねたん」は犬がモデルになってます。これは、「忠義」というイメージを表すのに、犬の方が合うという理由だそうな。

兜の「愛」という字の前立てが異彩を放ってますが、これは実際に直江兼続が使用していたものでして、現在も米沢の上杉神社に所蔵されています。

Kabuto

意味としては、「愛染明王」や「愛宕権現」の愛であるとか、家臣や領民に対する「慈愛」の精神を表したものだとか、諸説さまざまです。しかし、兼続自身がこれについて言及したような文献とかは残ってないので、本当のところは良く分かってません。

で、大河ドラマの方ですが、主要キャストも固まりまして、主役の直江兼続は妻夫木聡。嫁のお船は常盤貴子、父樋口兼豊が高嶋政伸、母(名前は不明)が田中美佐子、弟大国実頼は小泉孝太郎。主君の上杉景勝が北村一輝、その父上杉謙信は阿部寛、盟友という感じの石田三成は小栗旬、真田幸村は城田優。あと、実在の人物ではないですが、原作では重要キャストである真田幸村の妹役を、長澤まさみが演じるそうです。

若い俳優が多い気がしますが、実際には関ヶ原の時点で直江兼続も石田三成も41才、真田幸村は34才。家康とかと比べるともちろん若いけど、当時としては立派な中年です。でも、戦国時代最盛期よりちょっと後の世代なんで、イメージ的にこういう配役になったんでしょうな。まあ時代劇って言うと、オッサンばっかりが出てくることが多いんで、これぐらいの世代が頑張ってくれるのは良いんじゃないですかね。

これから大河ドラマや地元のPRで「かねたん」が活躍してくれると思いますが、「ひこにゃん」に負けないぐらいの人気者になって、直江兼続の知名度アップにも貢献してほしいもんですな。

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