2009/07/15

zippo

前にもここで書いたと思いますが、私はしょっちゅうzippoをなくしてしまいます。先日も、愛用していた「水曜どうでしょう」のzippoをなくしてしまいました。

Zippo2 (在りし日の水曜どうでしょうzippo)

呑みに行った帰り、電車に乗り遅れそうになって走ったんですが、どうもその時に落としたようなんですな。なんか落ちたかもって音は聞こえたんですが、私からはちょっと離れた位置で聞こえたし、電車にも乗り遅れそうだったから、そのまま行っちゃいまして、家に着いたらzippoがない。やってもうたって感じ。

私はこれまでに十数個のzippoを買ってきましたが、そのほとんどを呑みに行った時とかになくしてしまい、唯一残ってるのは今から20年ほど前、一番最初に買ったzippoだけ。こいつだけは妙に縁があるようで、落としたりしても必ず帰ってくる。

Zippo (妙に縁のある最初に買ったzippo)

で、このたび新たに2つのzippoを購入しました。

Zippo3

zippoとしては珍しい赤と黒のボディで、奇妙なマークがついていますが、左側が真田幸村zippo、右側が上杉謙信zippoです。いずれも上には家紋、下には花押(サイン)がデザインされております。

Zippo4

裏側には、それぞれが残した言葉が書いてあります。幸村の場合は、大坂夏の陣の直前、親族に出した手紙の中の言葉。謙信の場合は、死ぬ一週間ほど前に残したと言われている辞世の句。どちらも、人生の無常感と、来たるべき死への覚悟が感じられ、zippoを使うたびに、何かが深く心に刻み込まれるような気がします。

そんな訳で、良い買い物をした、と思っていたんですが、よくよく見てみると、幸村の言葉が間違ってる。最後の部分、「あるものとはおぼしめし候」ではなく、「あるものとはおぼしめし候まじく候」なんです。じゃないと、意味が全く違っちゃう。

ガッカリしまして、返品しようかなとも思ったんですが、単なる誤植ってレベルじゃなく、デザインの時点でそもそも文章の意味を理解してないってレベル。良品に取り換えてくれるとか、作り直してくれるとか、そういうことはおそらく期待できない。

仕方ないので、細かいことは気にせず、このまま使うことにしました。どうせ私のことだから、そのうちどっかでなくしちゃうだろうしね。

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2009/05/20

天地人

ようやく正面切って大河を批判する記事がこちらに出てたので、ちょっとだけ。

まあ朝日さんは、やみくもに反体制を唱えてるだけのヘソ曲がりというイメージで、そういう姿勢はスケールの小さい私と合致する部分もあるんで、あんまり素直に喜べないんですが、時代考証の小和田先生のコメントなんかも出てたので、興味深く読ませてもらいました。

以前ここで私も書いた通り、今回の大河は創作が非常に多いです。もちろん、大河は歴史検証番組ではなく、あくまでもドラマなので、創作があっても大いに結構。だけど、史実と辻褄が合わなかったり、史実を捻じ曲げるような創作は、史実を知らない人に誤解を与えかねないので、避けるべきだと思います。

しかし、今回の大河はそういった誤解を与えかねない創作が多すぎる。そのあたり、小和田先生にもっとダメ出しをしていただきたいと思ってるんですが、この記事を読む限り、制作サイドがあまりそれを聞き入れていないようですな。制作サイドが歴史に造詣が深いんならそれでも良いけど、どう考えてもそうじゃないしねえ。

「本能寺の変」の回、天地人をイメージして挿入したカットがサブリミナルじゃないかと指摘されてて、それはそれで問題だと思うんだけどね、そもそも天=空ってイメージしてる時点で浅はか。天地人ってのは、天の時・地の利・人の和の略で、この場合の天は天意とか天運とか天命という意味であって、単純に空という意味じゃない。

百歩譲って空で良いとしてもだ、普通に空じゃなくて、星空にして、天意や天運や天命ってのに結びつけるべきだろ。景勝と兼続の結びつきを北斗七星に例えて、毎回最後に北斗七星が出てるんだし。自分たちでそういう創作したことも、忘れてんじゃないのか?

他にもおかしな部分は多くてね、いちいち文句たれてたらキリがない。昔の大河ってもっと史実に沿ってたと思うんだよね。政宗とか信玄とか。まあ多少の誇張はあったけど。最近はさ、原作がなくて脚本家が1から作ってたりとか、原作がそもそも創作性が高いとか、そういう問題もあるとは思うんだけど、それにしてもちょっとね。

「坂の上の雲」は大丈夫なんだろか?
変なの作ったら司馬さんに呪われるぞ。死ぬまで映像化を拒んでたんだから。

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2009/04/29

池田屋

幕末の「池田屋騒動」の舞台となった場所に、池田屋が復活することになったそうな。

事件の当時、池田屋は旅館で、そこに潜伏していた尊王攘夷派の志士たちを新選組が襲撃。将来を嘱望されていた人物もおり、これによって維新は遅れた、いやいやこれによって反幕府の意識が高まって維新は早まった、などなど意見はいろいろありますな。新選組の映画やドラマでは必ず取り上げられる事件で、階段落ちってのが見せ場になってます。

事件の後、旅館は営業停止となり、その後は所有者もちょいちょい変わって、以前私が京都に行った時はパチンコ屋になってました。店の前に申し訳程度に石碑があるだけで、事件の面影を思わせるものはなかったんですが、店の入り口を入ったとこに階段があって、多少は当時の池田屋を意識してるのかなって感じでしたね。

Ikedaya

その後、パチンコ屋は閉店して空きビルになってたようですが、このたび居酒屋チェーンが入り、「はなの舞 池田屋店」という名前で営業することが決まったそうです。屋号そのものが池田屋という訳ではなく、あくまでもチェーン店の支店名なんですが、内装は江戸時代をイメージしたものにして、高さ7mの階段も作るとのこと。

もちろん当時そのままの造りになる訳ではないでしょうが、池田屋の名前を使う以上はそれなりに意識してくれるんだろうし、営業を開始したら1度は行ってみたいもんですな。

池田屋の他にも、歴史の舞台となりながら今はその面影がないって場所は多いですね。池田屋のすぐ近くの、坂本龍馬と中岡慎太郎が襲撃された近江屋跡も、私が以前行った時は旅行代理店かなんかになってましたからね。

えらい昔の歴史の舞台だったりして、当時の状況が分からないようなところや、今は道路や鉄道になってるようなところの復元は無理でしょうが、そうじゃないところに関しては、可能な限り保存とか復元とかに力を入れてほしいですね。できれば当時の状況を忠実に再現してほしいけど、今回みたいに雰囲気だけでも良いと思うんで。

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2009/04/08

蒼天航路

つい今しがた第1話の放送は終わってしまったんですが、本日から毎週火曜深夜に「蒼天航路」のアニメが始まりました。4~5年前ぐらいまでモーニングで連載されてたので、記憶にある方も多いと思いますが、三国志のお話です。

最近では「レッドクリフ」の影響で、三国志に興味を持たれる方が多いようですが、「蒼天航路」は是非そういう方々に見てもらいたい作品です。

私は「レッドクリフ」を見てないので、ああだこうだ言える立場じゃないんですが、CMやPR番組を見る限り、赤壁の戦いで孔明がずいぶんと頑張っちゃってるみたいだから、三国志は三国志でも、「演義」を元に描かれてるようですな。一方、「蒼天航路」の方は、「正史」を元に描かれてます。

三国志はもともと陳寿という人が書いた歴史書で、こちらを「正史」と呼びます。歴史書なので、史実に基づいて描かれ、作者の創作とか脚色はさほどありません。ちなみに、日本史の授業で「魏志倭人伝」というのを習ったと思いますが、これは「正史」の中の「魏書東夷伝」という部分のことで、邪馬台国についての記述があります。

一方の「演義」は、「正史」を元に創作・脚色された作品でして、歴史書ではなく娯楽小説です。日本で言えば「真田十勇士」みたいな感じで、実在の人物がモデルになってるけど、中身は決して史実ではありません。で、「正史」は単なる史実の羅列で面白みに欠け、「演義」の方がストーリーは面白いってんで、日本でも中国でも「演義」の方がポピュラーで、映画やドラマや漫画になるのもほとんどが「演義」です。

「蒼天航路」は「正史」を元に描かれてるんですが、単なる史実の羅列ではありません。一人一人の登場人物のキャラ設定がしっかりしてるし、「正史」の記述の中で矛盾がある部分を突っ込んだりしてて、完成度が非常に高く、ストーリーも奥深いです。私は歴史好きなんで、歴史小説を500冊ぐらい、歴史漫画を400冊ぐらい持ってますが、その中でも1、2を争うぐらいの素晴らしい作品だと思ってます。

「演義」を元にした三国志しか知らない方が「蒼天航路」を見れば、目からウロコみたいな印象を受けると思うんで、是非見ていただきたいですね。まあアニメになると、どうしても原作を端折った内容になるし、多少違う表現になる部分も出てくるんだろうけど、今日見た限りではわりかし原作に忠実だったし、とても勉強になりますよ。

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2009/02/09

天地人

今年の大河ドラマ「天地人」ですが、とりあえず第6話まで終わりました。直江兼続が好きな私としては、とても楽しみにしていた作品なんですが、今のところはちょっと期待外れですね。

まずはストーリーに関して。これまでOAされたのは、原作では描かれてない時代の話が多く、ほとんどは脚本家の創作と思われます。これがまあ荒唐無稽でね、兼続が信長に謁見したり、厩橋城主の北条高広がいつも春日山城に居たり、越中攻めで緒戦から織田家の家紋の旗指物をつけてる軍勢とぶつかったり、おかしなところが非常に多い。静岡大教授の小和田哲男先生が時代考証をやってるんだけど、もっと脚本家にダメ出ししていただきたいね。

登場人物設定では、長澤まさみ演じる初音(架空の人物)が、原作では真田幸村の姉って設定だったのに、大河では妹って設定にしてたんだけど、そうすっと今後の話の辻褄が合わなくなるってんで、急遽原作通り姉に変えたりして、ちょっとお粗末でしょ。相武紗季演じる上杉景虎の嫁も、史実では上杉景勝の姉なのに、大河では妹って設定にしちゃってるけど、これもいずれどこかで辻褄が合わなくなるんじゃねーの?

まあ、北村一輝の姉が相武紗季ってのは、見た目にちょっと無理があるんで、妹に変えたんだろうけどさ、それなら信長、秀吉、家康はどうなのよ。史実では信長が一番年上で、秀吉は3つ下、家康は9つ下なんだけど、大河では吉川晃司(43歳)、笹野高史(60歳)、松方弘樹(66歳)で、並びが真逆。でも、信長と秀吉のシーンを見てると、今のところそれほど違和感はない。要するに、役者がしっかり芝居すれば良いだけのことで、そういう部分を期待できない役者をキャスティングするから、設定変えたりしなきゃいけなくなるんだよ。

役者の演技に関しては、妻夫木もイマイチなんだよね。芝居そのものは良いんだけど、喋り方がおかしい。昔の言い回しを使うから間違っちゃいけないって感じで、変に滑舌を意識し過ぎで、物凄く不自然。特にナ行の音が続く時、「殿の」とか、「殿に」ってセリフの時がひどい。北村一輝や東幹久みたいに、もっと普通に喋れば良いのに。

まあ、まだ始まったばかりだから、あんまりガタガタ言うのもどうかと思うし、どうやら今回の大河は歴史ドラマと言うより、恋愛ドラマとか人情ドラマとか、そういうスタイルで作ってるみたいなんで、史実がどうだこうだ言っても意味ないかも知れませんな。いずれにしても、今のところは私が満足するような仕上がりではないです。

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2009/01/21

センター試験

先週末にセンター試験があったので、例によって今年もネットで問題を拾い、日本史だけチャレンジしてみました。

日本史Bは全般、日本史Aは近代史中心なので、近代史が苦手な私は日本史Bから取り掛かりましたが、なかなか難しかったですね。最終的に二者択一で悩んだとこも多かったし、後半の近代史は完全に手探り状態で、イヤな汗をかく始末でしたよ。

日本史Aの方は、第2問と第3問は幕末から明治初期ぐらいの話だったのでスイスイ進んで、第4問と第5問は日本史Bと同じなので答案をそのまま流用、ここまではスムーズだったんですが、第6問の明治から大正にかけての話なんて全く手応えがなかったですね。

で、採点を開始。まずは日本史Bですが、第3問の鎌倉室町時代の話と、第4問の江戸時代の話は全問正解だったものの、それ以外で結構間違ってて、結局66点。

一方日本史Aは、第2問の幕末から明治初期の話が全問正解だったものの、第6問の明治から大正にかけての話は8問中正解がわずか1問という体たらくで、結局56点でした。

とにかく、どっちも難しかった。得意な範囲で全問正解もあったけど、全て自信を持って答えた訳ではなく、悩んで出した答えがたまたま合ってた、ってのも多かったし。

で、過去3年の自分の成績と比較すると以下の通り。

日本史A:81点→67点→80点→56点
日本史B:78点→80点→65点→66点

日本史Bは昨年とほぼ同レベルですが、日本史Aは過去最低です。
ちなみに全受験生の平均点は以下の通り。今年の数字は現時点での中間集計。

日本史A:57.6点→51.5点→56.0点→45.7点
日本史B:54.7点→67.0点→64.3点→58.7点

どっちも昨年より平均点は落ちてますね。そりゃそうだよ、ほんと難しかったもん。

一応、今年も平均点を上回ることはできましたが、全くもって満足できない結果でした。来年こそはもっと良い点が取れるよう、日々精進しないといけませんな。

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2009/01/14

岩倉使節団

先ほどまで「その時歴史が動いた」で岩倉使節団の話をやってたんですが、なんか妙に美化してたので、ちょいと文句を。

正直なとこさ、明治新政府になってからの施策が上手くいかなくて、あっちこっちから不満が続出して、政府の責任者たちが揃いも揃ってケツまくって逃げ出しただけじゃん。面倒くさいことは西郷たちに押し付けて。

でもそれじゃあまりにも体裁が悪いから、西洋文明の調査だの、不平等条約の改正だの、耳障りの良いお題目掲げただけだろ。実際問題、条約改正に必要な明治天皇の全権委任状も持ってなくて、何の準備もしてなかった訳だし。もちろんのこと、条約改正なんざ実現できてねーし。

そんで、2年近くも政務をほったらかして帰国して、西郷が内政をある程度まとめてたらさ、良いとこ取りで高位にふんぞりかえって、征韓論で難癖つけて西郷を追い落として、ほんとロクな奴らじゃねーよ。

まあもちろん、西洋の進んだ文化や技術の導入って点では、大きな意味があったと思うよ。だけどそういう部分に関しては、岩倉だ大久保だ木戸だってレベルの連中が、ガン首揃えて行く必要はないだろ。その道の専門家や技術者を連れていけばそれで十分だろ。

当時狂歌で「条約を結びそこない金は捨て世間へ大使何と岩倉」って揶揄されたそうだけど、まさにその通りだよ。どのツラさげて特命全権大使だなんて言えるんだ。孝明天皇暗殺の首謀者とも言われる岩倉さんよ、俺が子供の頃は500円札の肖像画になってた岩倉さんよ、2年もかけて何をしたって言うのさ。反論できるんなら、今夜にでも俺の枕元に立ってくれや。

私は基本的に明治新政府で高位にふんぞりかえってた連中が大嫌いなので、ちょっと辛辣な見方になってるから、異論のある方も多々いるでしょうけどね、それにしても今日の「その時歴史が動いた」は視点が偏ってたと思います。先週の直江兼続の時もそうだったんだけど、最近こういうパターンが多過ぎ。もうちょいネガティブな面も、しっかりクローズアップしてくれないと。

グダグダ文句書いてたら、ぼちぼち「どうでしょうクラッシク」が始まる時間になっちゃったので、今日はこのぐらいにしときますか。

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2009/01/04

大河ドラマ

いよいよ今年の大河ドラマ「天地人」が始まりました。

まあ、まだ第一回ですし、幼少期の話が中心なので、あまりどうこう言うつもりはないんですけどね、やはりと言うか、ほれ見たことかって感じで、やたらと女性が中心に描かれてますな。脚本家が女性だし、去年の大河で女性を中心に描いて数字取ったし、そういう影響が物凄く滲み出てる感じ。

もちろん、全てが作り話という訳じゃなくてね、兼続を見出したのは仙桃院だって説が有力だし、実際に女性が影響を及ぼしてるとこはあるんで、ある程度女性をクローズアップするのも悪くはないと思います。だけどさ、今日OAした75分のうち8割方で女性が中心になってて、なんぼなんでも偏り過ぎじゃね?

主役の妻夫木くんも、元々がどっちかって言うとフェミニンな感じだし、彼の演じる兼続もちょっと優し過ぎる感じで、妙にヌルイと言うか、なんか物足りないですな。まあこれは、私自身がどっちかって言うと骨太なストーリーが好きだから、そう思えちゃうだけのことかも知れんし、これから青年期に入っていって、艱難辛苦って感じのシーンになれば、変わってくるとは思うけどね。

その他のキャラに関しては、まずまずですかね。阿部寛が演じる謙信は、私好みのストイックで骨太な感じで、かつて「風林火山」で謙信を演じた自己陶酔男とは一線を画してたし。多少の鬱屈を抱えて養子になって、滅多に笑顔を見せず寡黙だったという景勝も、そういう雰囲気で描かれてたし。

強いて希望を挙げるなら、吉川晃司が織田信長役だったんだけど、彼は吉川元春の末裔なんだから、毛利一族の誰かを演じてほしかったね。とは言え、ストーリー的には毛利元就、吉川元春、小早川隆景あたりは出てこないだろうし、毛利輝元や吉川広家はちょっと情けない役どころだし、これと言ってハマる役はないですかね。

細かい事を言い出せば、史実や通説とは違う部分もあって、それはどうなのよってシーンもあったけどね、まあ全体的にはまずまずでしょうか。ただ、予告を見ると、常盤貴子や長澤まさみが随分頑張っちゃってるみたいで、今日以上に女性中心のストーリーになりそうな雰囲気が漂ってて、あんまり多くを期待しちゃいけない感じだね。

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2008/09/23

かねたん

来年の大河ドラマ「天地人」は、私の好きな歴史上の人物の1人、直江兼続が主人公です。歴史好きにとっては超有名人ですが、世間での知名度はかなり低いでしょうな。

で、PRを兼ねて、最近はやりの「ゆるキャラ」が作られたそうでして、それがこの「かねたん」です。

Kanetan1_2 Kanetan2_2 

系統としては「ひこにゃん」や、その仲間の「しまさこにゃん」、「いしだみつにゃん」と同じでしょうが、彼らは猫がモデルになってて、「かねたん」は犬がモデルになってます。これは、「忠義」というイメージを表すのに、犬の方が合うという理由だそうな。

兜の「愛」という字の前立てが異彩を放ってますが、これは実際に直江兼続が使用していたものでして、現在も米沢の上杉神社に所蔵されています。

Kabuto

意味としては、「愛染明王」や「愛宕権現」の愛であるとか、家臣や領民に対する「慈愛」の精神を表したものだとか、諸説さまざまです。しかし、兼続自身がこれについて言及したような文献とかは残ってないので、本当のところは良く分かってません。

で、大河ドラマの方ですが、主要キャストも固まりまして、主役の直江兼続は妻夫木聡。嫁のお船は常盤貴子、父樋口兼豊が高嶋政伸、母(名前は不明)が田中美佐子、弟大国実頼は小泉孝太郎。主君の上杉景勝が北村一輝、その父上杉謙信は阿部寛、盟友という感じの石田三成は小栗旬、真田幸村は城田優。あと、実在の人物ではないですが、原作では重要キャストである真田幸村の妹役を、長澤まさみが演じるそうです。

若い俳優が多い気がしますが、実際には関ヶ原の時点で直江兼続も石田三成も41才、真田幸村は34才。家康とかと比べるともちろん若いけど、当時としては立派な中年です。でも、戦国時代最盛期よりちょっと後の世代なんで、イメージ的にこういう配役になったんでしょうな。まあ時代劇って言うと、オッサンばっかりが出てくることが多いんで、これぐらいの世代が頑張ってくれるのは良いんじゃないですかね。

これから大河ドラマや地元のPRで「かねたん」が活躍してくれると思いますが、「ひこにゃん」に負けないぐらいの人気者になって、直江兼続の知名度アップにも貢献してほしいもんですな。

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2008/01/22

センター試験

例によりまして、今年も日本史だけ、ネットで問題を拾ってチャレンジしてみました。

1ヶ月ほど前、この日に向けて勉強しようと思い、予備校の先生が作ってるホームページを見つけて過去問なんかもやってみたんですが、ここでも書いた通り、途中から漢字の書き取りに躍起になってしまい、結局大して準備もしないまま臨むことに。

日本史Aは近代史中心、日本史Bは全般ですが、私は近代史があまり得意ではないので、今年も日本史Bの方がスラスラ解けるだろうと思ってました。しかし今回は、日本史Aはわりかし簡単に解けて、日本史Bは最終的に2択でどっちにしようかって悩む問題が多かったです。日本史Bでスンナリ解けたのは、奥州藤原氏に関する問題だけでした。昨年ここで、前九年の戦いを取り上げた甲斐があったというもんです。

で、採点をしてみたところ、日本史Aは80点、日本史Bは65点でした。やはり日本史Bはイマイチでした。昨年、一昨年の私の得点と比べると、以下の通り。

日本史A : 06年81点/07年67点/08年80点
日本史B : 06年78点/07年80点/08年65点

ちなみに、全受験生の平均点は以下の通り。今年の数字は、現時点での某大手予備校の予測です。

日本史A : 06年57.6点/07年51.5点/08年56点
日本史B : 06年54.7点/07年67点/08年64点

これを見ると、やはり今年の私の日本史Bの得点は物足りないですね。平均点とほぼ同レベルでしたが、昨年や一昨年は平均点を大幅に上回ってたんだしねえ…。

繰り返しになるけどね、最終的に2択でどっちにしようかって悩む問題が多くて、結局間違えてしまったとこが多かったです。言い訳でしかないけどね、選択肢の文章表現もけっこう微妙なのがあったし、考え方によってはこっちが正解じゃねーかって思うとこもあったし…、まあ言い訳でしかないんだけどね…。

来年こそ、ちゃんと勉強してからチャレンジすべきだな。

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2008/01/07

天と地と

若干のリクエストもいただいたので、先ほど終わったドラマの感想を。

おおまかな流れは原作通りでしたが、要所要所変えてるところもあって、なかなか楽しめました。謙信の人物像が清廉潔白一辺倒だったり、架空の人物がやたらと登場したりするのは好きじゃないんだけど、物語全体としては悪くなかったと思います。

どうしても、以前映画になった「天と地と」と比べてしまうんですが、今回の方が安心して見てられました。映画の時は、いかにも角川映画って感じで、合戦シーンとかで見た目の派手さは凄いんだけど、中身がないって言うか、結局ストーリーの重点はどこなのさ、って内容だったからね。あの時は謙信役の渡辺謙が白血病かなんかで降板して、急遽榎木孝明に交代して、そのあたりからケチがついてた感じだったし。

比べる相手のレベルが低いこともあるんでしょうが、今回は良く仕上がってたかなと思います。強いて苦言を呈するとすれば、春日山城に天守閣があったり、その他の城もご大層な造りになってたあたりですかね。

春日山城の本丸にはもちろんそれなりの規模の屋敷があった筈ですが、いわゆる天守閣というレベルのものはなかったと言われてるんでね、そこらへん考慮してほしかったかなと。その他の城も、実際には城というより砦に近い感じだったんですが、まあ分かりやすく城を表現すると、ああいう感じになるんでしょうな。

他の歴史ドラマとかでも、城って言うと、石垣、白壁、天守閣って感じになっちゃうんだけど、そういう城はごく一部だし、戦国時代でも後期の話だし、もうちょい当時の現実を考慮していただきたいとこです。

あと、ちょっと気になったのは、役者さんの温度差って言うのかな、物凄く力が入っちゃってる人と、やっつけ仕事的な感じの人の、差が激しかったですな。現場の空気はかなり微妙だったんじゃないですかね。

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2007/12/20

天地人

つい先日、大河ドラマのことを書いたばかりですが、再来年の大河ドラマ「天地人」の主役が決まったので、ちょっとだけ。

主人公直江兼続私の好きな歴史上の人物の一人なので、訳のわからん歌舞伎役者とかは避けてほしいなあと思ってたんですが、妻夫木聡が演じることに決まりました。NHKも視聴率を取りたいんでしょうな。

まあとりあえずは、一安心ってとこですかね。今年の「風林火山」で、歌舞伎役者や歌手の演技はロクなもんじゃなかった訳ですが、まあ世間には評価する人もそれなりにいたようだし、話題性という点において、Gacktの謙信というのは効果があっただろうし、そんなことを踏まえて直江兼続をキャスティングされたらたまったもんじゃないと思ってたんでね。

妻夫木はいろんな映画やTVに出てて、その時その時で演じるキャラも違うんだけど、まあたいがいは「良い子」を演じてることが多い気がしますな。個人的には「木更津キャッツアイ」の時の、昔はパシリだったけど今はプロ野球選手ってキャラを演じた時が、凄く印象に残ってますね。まあ真面目なキャラもできるし、三枚目もできるし、柔軟性があって良いんじゃないでしょうか。

直江兼続以外の配役はこれから決まるようですが、なんか、脚本家の意向で女性の視点に重点を置いたストーリーになるそうなんでね…。原作とは雰囲気が変わってきそうだけど、まあ主役が納得できる役者だから、多少のことは目を瞑ります。

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2007/12/19

試験勉強

あと1ヶ月ほどでセンター試験がありますな。
もちろん受ける気はないんですが、ここ2年、日本史だけはネットで問題を拾って解いています。

前々回は、日本史Aが81点、日本史Bが78点。前回は、日本史Aが67点で、日本史Bが80点。いずれも実際に受験した人たちの平均点は大幅に上回ってまして、受験勉強なんぞしてないただの歴史好きな36才のオッサンとしては、上々の成績だと思います。

ただね、どうせならもっと良い点が取りたい。そのためには何が必要か。もちろん試験勉強なんですが、私の場合、前々回も前回も近代史の部分であまり点が取れなかったので、そのあたりの強化が重要です。

で、なんか良いサイトでもないかなあと探していたら、予備校の先生が作ってるサイトを見つけました。センター試験対策に特化してる訳ではなく、受験日本史全般を扱ってまして、過去問なんかもありました。とりあえず私の得意な平安、鎌倉、室町、戦国時代あたりの問題をやってみたんですけどね、いやあ難しい。

なんせ、センター試験対策じゃないから、選択問題じゃなく書き取り問題が多々あります。私も意地になって解答を紙に書いてみるんだけど、漢字が思い出せないのよ。私はライターのはしくれですが、原稿は手書きじゃなくパソコンだし、自分で字を書く機会が非常に少なくなってる。だから、読めても書けない漢字が多いんだよね。

豊臣秀吉が造った「聚楽第」を書こうとして、「楽第」は書けるんだけど、「聚」が書けない。「耳」があって「又」があって、ってとこまでは書けるけど、下の部分が全然見当がつかない。「平等院鳳凰堂」を書いたけど、なんか間違ってる気がする。よくよく見たら、「鳳」の字の「鳥」の上の「一」が抜けていた。そんな感じ。

こうなってくるとね、ちゃんと覚えてる漢字も、本当に合ってるかどうか不安になります。「以仁王」とか、「桶狭間」とか、書こうと思えばもちろん書けるんだけど、「本当にこれで良かったっけ?」って疑心暗鬼になります。

まあとにかく、漢字を書けなくなってるなあと痛感しました。
もともとは近代史の勉強をするつもりでサイトを見つけたのに、今では漢字の書き取りばっかりやってます。

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2007/12/17

大河ドラマ

今年の大河ドラマ「風林火山」が終了しました。

まあムカつくことが多かったですが、中でも謙信役のGacktと信玄役の市川亀治郎がね…。かたや自己陶酔が甚だしいし、かたや自己顕示が甚だしい。舞台とかミュージカルならあれぐらいでも良いかも知れんけど、大河ドラマじゃやり過ぎだよ。

ストーリーそのものも、原作とはだいぶ変わってて、なんかイマイチでした。まあ、文庫本1冊の量で、全50回のドラマにしなきゃいけない訳だから、いろいろ話を膨らませるのは分かるよ。だけど、どうでも良い話が多過ぎて、間延びしてるし、本題から逸れてるし。去年の正月にテレ朝で2時間ちょいのドラマとしてやった「風林火山」の方が、良い作品に仕上がってましたな。

一昨年の「義経」の時も、その前の「新選組!」の時も、私はここで文句をたれてましたが、今回ほど酷くはなかったと思います。目に余る演技をする役者とか、ストーリーが荒唐無稽って部分もあったけど、それなりに感動できるシーンもあったし、上手いことまとめてるなって部分もあったからね。それに比べて「風林火山」は、本来感動のシーンになるべきとこなのに、脚本や役者の演技で台無しになってて、心を動かされることもほとんどなかったですね。強いて挙げれば、澁谷武尊くんが演じた寅王丸の幼少時代が良かったぐらいのもんです。

で、来年の大河は「篤姫」です。原作は宮尾登美子の「天璋院篤姫」。特に興味のない人の話だから、見ないと思います。女性を主人公にした歴史物のドラマって、実際には大した事してない人なのに、あからさまに話を膨らませて、本当は裏でこんなに活躍してました、みたいな欺瞞に満ちた描き方になってるから、好きじゃないんだよね。

歴史物のドラマってのはたいがいそんなもんで、主人公が必要以上に美化されちゃうんだけど、いい加減そういう手法はやめてほしいですな。事実をありのままに描くと面白味に欠けるって考えがあるのかも知れんけど、ロクに歴史を知らない脚本家が話を膨らませるぐらいなら、原作そのままの方がよっぽど面白いと思うね。

まあ「篤姫」は見るつもりもないんで、どういう仕上げ方をしても結構だけど、再来年の「天地人」は私の好きな直江兼続が主人公だから、きっちりしっかり作ってもらいたいですな。

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2007/10/09

文化財の保存

ちょっと寂しいニュースを目にしました。
大分県にある中津城が売りに出されているという話です。

中津城と聞いて真っ先に思い出すのは黒田官兵衛ですな。かつてここで取り上げた人物で、豊臣秀吉の参謀として活躍した訳ですが、この地域を領地として賜り、この城を築きました。その後は紆余曲折があって支配者は転々とするんですが、最終的には長篠の戦いで最前線の長篠城を守り通した奥平家の支配地となりました。幕末には藩士の中から福沢諭吉を輩出してます。今回売りに出しているのは、奥平家の方が経営している会社で、維持費が収入を上回ってるから、売却を決断したようです。

ここに限らず、城に限らず、文化財の保存ってのは、かなり経費がかさむそうですね。前にTVでやってたんですが、東北地方の古民家でやはり文化財という扱いになってる家は、萱葺きか藁葺きか忘れましたが、それを10年ごとぐらいで葺き替えなきゃいけなくて、その経費が毎回1000万以上かかるそうな。多少の補助は出るものの、とてもじゃないけどその程度じゃ間に合わない。観光収入もたかが知れてるから、結局私財を費やすしかない。家計は火の車だって話でした。

同じ城でも大阪城とか名古屋城とかその他もろもろの有名な城なら、観光収入だって大層な額になるだろうし、数十年に1度の大改築なんてのも可能なんでしょう。だけどね、中津城なんて歴史に興味の無い人は全く知らない。今回のニュースを見る限り、個人所有に等しい状況のようだし、そりゃあ経営は火の車でしょうな。

一方で、自治体がかつての「ふるさと創生事業」の一環で、城を作ったりしたとこもありますな。かつて確かにそこに城はあったけど、天守閣なんぞがあるような城じゃなく、砦という感じだったにもかかわらず、3層の天守閣を作ったりしちゃって、興醒めなとこが多いです。金の無駄使いだと思います。

まあ中津城も天守閣があった訳じゃないんですが、築城の名手と言われた黒田官兵衛が築いた城で、水利を生かした造りになってまして、文化財としての価値は高いと思います。そういうとこが経営難になってて、どうでも良いとこが自治体の金を無駄使いしてる。おかしな話だよ。もっとね、文化財ってのがどういうものか、どれだけの価値があるか、しっかり考えてほしいもんです。

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2007/09/25

戦国武将で言うと誰に似てるのか?

タイトル通りのサイトがこちらにございまして、歴史好きの私としては見逃すことはできないと思い、早速試しにやってみましたよ。

出た結果は、
武力:85点
知力:60点
魅力:45点
政治力:75点
才能:80点
似ている戦国武将:上杉謙信

いやあちょっと嬉しいですね。上杉謙信を大好きな私が、上杉謙信に似てるって結果が出たのは。こういう占いと言うかゲームと言うか、全く論拠のないもんであっても、気分が良いです。

ただね、診断結果に出てくる上杉謙信の説明文で、「毘沙門天」が「昆沙門天」になってたり、「階級闘争」が「階級問争」になってたりして、打ち間違いや変換ミスでこうはならないだろうから、おそらくわざとだと思うんだけど、誤字がやたら多いのよ。内容もちょっと穿った見方になってるし。なんか、歴史を知らない人に、ちょっと間違った事を教えて、小バカにしてやろうって雰囲気があって、あんまり感心しませんな。他の武将もこうなってるんだろか?

まあそんな訳で、歴史好きの私から見れば物足りないサイトでしたが、みなさんもヒマつぶしにお試しあれ。

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2007/06/19

風林火山

先日、大河ドラマ「風林火山」に、私の大好きな上杉謙信が出てきたので、今回はこのドラマに関する文句です。

まずは、Gacktの演じる謙信なんですが、もう…、ほんとに…、なんだかねえ…。

呆れるとかそういうの通り越して、気色悪いし、不愉快だし、やめてほしい。

喋り方も、歌ってる時以上に自分に酔ってる感じで、痛々しいぐらい。

なんでこう耽美な雰囲気にするかね。Gacktのイメージでやり過ぎだろ。Gacktの意向なのか、制作サイドの意向なのか知らんけど、誰か止める奴がいなかったんだろか?

まあね、当時の権力者の多くは両刀使いだったのに対し、謙信は女性を寄せ付けず男一筋だった訳でして、そういう雰囲気を表現するには分かりやすいかも知れんよ。ああいう雰囲気の、オカ○とかホ○とかゲ○って感じのタレントも多いし。だけどさ、ストーリーの主題はそこじゃないんだから、もっと厳格だったり厳粛だったり、そういう雰囲気にしてよ。

まあとにかく、見てて気持ち悪いんで、どうにかしてください。

他の役者に目を転じますと、山本勘助を演じる内野聖陽はなかなか良いと思います。人間臭さみたいなのが滲み出てるし、策を弄してる時の不敵な感じも良いですね。由布姫役の柴本幸も、本格的にドラマに出るのが初めてな割には、良くやってるんじゃないかと思います。

ただね、武田信玄役の市川亀治郎が最悪。歌舞伎役者特有の自己主張が目に余る。演技が必要以上に大げさで、屋号は何だか知らんが「○○屋っ」って観客に声を掛けられるのを待ってる感じ。歌舞伎だったり舞台だったりミュージカルだったりしたらそれで良いんだろうけど、映画やドラマじゃ浮くって。

彼に限らず、歌舞伎役者や舞台俳優が映画やドラマに出ると、こうなるパターンが多いんだよね。まあ、みんながみんなでもないけど。とにかく演技し過ぎと言うか、力が入り過ぎと言うか、そんな感じで役者本人のキャラばかりが目立っちゃって、登場人物の人物像が二の次になっちゃう。

このドラマでは、市川亀治郎だけじゃなく、北条氏康役の松井誠も同じ状況。彼らのファンはこんな感じが良いのかも知れんけどさ、私のような歴史好きはそんな小芝居を見たい訳じゃなくて、もっとしっかりストーリーを見たいし、もっとしっかりストーリーを作ってもらいたいのよ。だから、役者の過剰な演技はウザイだけなんだよね。

再来年の大河は私の好きな直江兼続が主人公なんだけど、お願いだから上記のような役者は使わんでくれ。頼むぞ。

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2007/05/01

再来年の大河ドラマ

気の早い話ですが、再来年、2009年の大河ドラマが、火坂雅志の「天地人」に決まったそうです。主人公はかつてここで取り上げたこともある、私の好きな歴史上の人物の一人、直江兼続でございます。

いやあ、ちょっと驚きましたね。私は2週間ほど前、「天地人」を買ったばかりなんです。本屋で見かけまして、直江兼続の話だったし、火坂雅志の小説もいくつか読んだことがあるし、ってことで買いました。そんで、読み終わったと思ったら、この作品が大河になるというニュースをネットで見たんです。物凄いタイミングでしたね。

肝心の話の内容は、まずまずでしたかね。兼続を美化しすぎかな、という感じもありましたが、目くじらを立てるほどのもんでもなかったです。ただ、「役不足」という言葉の使い方を間違っていたり、振り仮名が間違っていたりするところがちょこちょこあったのは、いささか興醒めでした。

今年の大河の主人公は山本勘助ですが、昨年は山内一豊と嫁の千代、一昨年は源義経で、その前が新選組、さらにその前は誰だっけ?。覚えてないってことは、私の嫌いな人物だったんでしょうな。で、来年は天璋院篤姫で、再来年が直江兼続になったと。

こうやって並べると、近年徐々に知名度が低い人物になってる気がしますね。まあもちろん、歴史に詳しい人から見れば有名人なんだけど。でもやっぱり、世間一般の方から見ると「誰それ?」って感じでしょうな。

こういう流れは、歴史好きな私にとっては好ましいことですね。知名度の低い人物になればなるほど、内容もマニアックになっていく訳です。私が興味のある人物の話なら、見てて文句を言ったり突っ込んだりする甲斐があるし、私が興味のない人物の話なら、まるっきり見なくて良いんだし。

そういう訳で、来年の大河はハナから見るつもりはありませんが、再来年の大河は毎回きっちり見るつもりです。

しかし、誰が兼続を演じるんでしょうかねえ。
良く分からん歌舞伎役者とかは避けてほしいもんです。

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2007/01/29

信長の話

つい先ほどまでTBSで織田信長の話をやってまして、私の大好きな小林麻耶ちゃんも出てたので、ついつい見てしまったもんですから、ちょいと感想を。

なんだか「今までになかった新説を繰り広げる」って雰囲気で、「本能寺の変の真相に迫る」って感じで番組が作られてたんですが、ちっとも新説じゃなかったです。本能寺の変に、近衛前久や足利義昭が関与してたらしい、って話は、歴史に詳しい人なら誰でも知ってます。はっきり言って、二番煎じ。って言うか、出涸らしに近いね。

それなのに、まるで「今回が初めて」という勢いで紹介してて、ちゃんちゃらおかしいと言うか、取るに足らない内容でしたな。よくもまあ、いけしゃあしゃあと出涸らしを2時間もグダグダやってられるね。「あるある大事典」の捏造も問題だけど、平気な顔して二番煎じや出涸らしをやってるのも、どうかと思われます。

でもね、本能寺の変の前後の話が、いろいろな文献で意図的に削除されてることを突っ込んでたのは、良かったと思います。ほんの30秒ぐらいだけでしたが…。

平安時代末期から鎌倉時代のことが書かれている「吾妻鏡」でも、当時の権力者である北条家に都合の悪い部分は意図的に削除されてます。このように、昔の歴史書ってのは、当時の権力者に都合の悪い部分は、削除されたり、事実を捻じ曲げられてることが多いのです。南北朝時代の話である「太平記」なんて、皇室の権威にも関わってくる話になっちゃうから、どんだけ書き換えられてるのか想像もつかないレベルで、何が真実で何が嘘なのか、訳分からんもの。

信長のことについては「信長公記」ってのが一番詳しいんですが、これは秀吉時代に編纂されたものなので、当然のことながら秀吉に関することは「眉唾」で見なきゃいけません。本能寺の変もそういう目で見ると突っ込む余地があり、そこから秀吉黒幕説というのも出てくる訳ですからね。

まあ、今日の番組は一通り筋が通ってた感じはしますが、結局新説でも何でもなかったです。ほんと、この手の歴史番組は中身が薄い。まあ、歴史に興味のない人にも食い付いてもらえるよう、深くは掘り下げず、浅く広くって感じでやってるのかも知れんけどね。ダヴィンチコードをパクッって「信長コード」とか偉そうに銘打ってたけど、それほどのもんじゃなかったですな。

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2007/01/23

センター試験

先日、センター試験が行われましたが、問題と解答がネットで見れたので、去年に引き続いて今年も日本史だけチャレンジしてみました。

まず日本史Aにとりかかったんですが、第3問以降がもう全然ダメ。まあ、明治時代中盤ぐらいから、私の歴史的興味は極端に薄れるんで、去年もイマイチだったんだけどね。それにしても、今回は全く手応えがない感じでした。

続いて日本史Bですが、こちらはおおむねスムーズに解けた感じ。明治時代以降の話は日本史Aと共通のところだけで、そこは日本史Aの答案を流用したから疲れなかったし、あとはそれより前の時代の、私が歴史的興味を抱いてる範囲でしたからね。

で、サクサク採点しました。まずは日本史Aですが、最初の方は良い感じで正解を積み重ねていきました。「結構イケてるかも」と喜んだのも束の間、やはり第3問の明治以降のところになった途端、次から次へと不正解。結局100点満点で67点でした。
そして日本史Bですが、こちらはまずまず順調に正解を積み重ね、日本史Aと同じ部分で点を落とした感じで、100点満点で80点でした。

「去年は何点だったんだっけ?」と思い、ここのバックナンバーを見てみたら、日本史Aは81点、日本史Bは78点でした。ということは、日本史Bは去年とほぼ同じ出来で、日本史Aは大幅にレベルダウンといったところ。まあ、不得意な範囲が結構あった、という部分もありますが、単純に去年の点数と比べると、正直ヘコみますね。

で、大手予備校の分析を見てみたら、日本史Aは去年よりやや難しく、日本史Bは去年より簡単とのこと。私も日本史Aは81点が67点に落ち、日本史Bは78点が80点と微妙に上がったので、分析通りの結果になったんでしょうな。

ちなみに去年の平均点は、日本史Aが57.55点で、日本史Bが54.66点だったそうな。で、今年の平均点はまだ予想の段階ですが、日本史Aが55点前後、日本史Bは65点前後だそうな。

これを見ると、日本史Aの67点も日本史Bの80点も、立派なもんだよね。
来年はもっと良い点がとれるように、明治時代以降に重点を置いて1週間ぐらい勉強してからチャレンジしようかな。

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2007/01/10

歴史物の番組

年末年始ってことで、歴史物のTV番組が多かったので、私が見た番組の感想を今年も書いときましょう。

歴史ミステリーロマン第3弾・大奥(12/26テレ東)

江戸時代に起きたいろんな事件について、大奥がどの程度関与してたのか、って話をやってました。
頷ける部分も多々あったんですが、証拠として示された事象がイマイチ説得力に欠ける感じでしたね。最近ドラマや映画で大奥が良く取り上げられてて、ハーレムの権力争いを描くのは結構なんですが、当時の政局に物凄い影響力を及ぼしてた、って作りになってるのは片手落ちでしょ。当時の政局の権力者たちが、自分達の手を汚さず、大奥の権力争いを上手いこと利用してた、ってのが正しいと思います。

京都もうひとつの歴史(12/30,31テレ東)

信長秀吉家康による覇業を、当時の外交関係や宗教勢力や町衆など、いろんな角度から捉えてました。
1つ1つの事件を丁寧に謎解きしてる感じで、良くまとまってましたね。ただ、歴史用語が説明不足で、歴史に詳しくない人が見ると誤解しちゃいそうだったので、もっと補足のテロップを入れたら良かったんじゃないでしょうか。

明智光秀(1/3フジ)

現代語に近いセリフが多かったので、時代劇を見てる感じじゃなかったんですが、まあこれはこれで分かりやすくて悪くなかったでしょう。本能寺の変は光秀秀吉の連携という感じになってて、ちょっと綺麗事に偏り過ぎた感もあったけど、まあこれもこれで悪くはなかったかと。
ストーリーも登場人物のキャラも単純明快で、酒浸りになってる正月、深く考えずにサラッと見るには、ちょうど良い塩梅でしたな。

タモリのヒストリーX(1/3フジ)

聖徳太子は実在しなかった」など、今まで教科書などで通説とされてた歴史は間違いだ、という話をいろいろやってましたが、あっちこっちでここんとこ言い尽くされてる事ばっかりでしたね。
そもそも歴史解釈というのは、どこに焦点を置くかって事でガラッと変わるし、1つの遺跡発掘や1つの書状発見によってガラッと変わるもんなんで、昔の歴史解釈に文句つけても意味ないよ。

白虎隊(1/6,7テレ朝)

悲劇のヒーローを描く話にありがちなんだけど、周囲の人が悪役に仕立て上げられ過ぎ。まあ、薩長や岩倉具視あたりを悪く言うのは分かるよ。だけど、松平容保を信頼して公武合体を図っていた孝明天皇や、常に身を挺して苦言を続けた西郷頼母までもが、なんだか底意地の悪い存在に描かれてたのはおかしいだろ。
忠臣蔵とかでもそうなんだけど、主人公を美化するために、それ以外の人を必要以上に悪役として描く単純な作りは、良くないと思います。
あとね、若い男の子たちの学芸会みたいな芝居がちょこちょこ入って、後ろにも気の抜けた音楽が流れて、本編の緊張感が台無し。ジャニーズファンの方々のためにそういうシーンを入れたんだろうけど、もっとシリアスで格好良いシーンに終始した方が、ファンの方々も喜んだと思うね。

風林火山(1/7NHK)

例年の大河ドラマは、第1話でダイジェスト的に全体のストーリーをやることが多いんですが、今回はそういう感じじゃなかったですね。
おかげで私の大好きな上杉謙信はチラッとしか出なかったんですが、もうなんだかねえ…。少女漫画じゃねーんだから、ああいう耽美な雰囲気にするなよ…。Gacktが演じる時点で覚悟してたけどさ、こういう描き方は深夜のアニメでやってくれ。
あとね、時代劇慣れしてないのか、刀の持ち方や使い方が下手クソな役者が多過ぎ。イジメられた小学生が逆ギレして、両手をグルグル振り回してるみたいだったもん。
見る前まではね、私の大好きな上杉謙信が出てくることだし、毎回録画してDVDに保存するつもりだったんだけど、そこまでする価値は無さそうですな。

他にもいろいろ歴史物の番組はあったんですが、題材そのものや出演者が嫌いなので見ませんでした。で、見た番組に関しては、薄っぺらな作りで、ストーリーはもちろんのこと、役者の演技もお寒いものが多かったですね。ただ単に昔の言葉を発するだけで、イントネーションとかアクセントとかが変なのよ。時代考証とか演技指導の人間が必ずいる筈なんだから、もっとしっかりやってほしいもんです。

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2006/12/13

大河ドラマ

先日、今年の大河ドラマ「功名が辻」が終了しました。
私は山内一豊が嫌いですし、第一話を見てつまんなかったので、それ以降全く見ませんでした。終盤に、「時代考証を間違えたセリフがあった」というニュースがありましたが、そもそも原作の創作性が高く、必要以上に「内助の功」のフィクションが織り交ぜられてるので、まあ時代考証もグダグダになるでしょうな。

で、来年の大河は「風林火山」です。原作は井上靖で、主人公は武田信玄の軍師だったと言われる山本勘助。今年1月に、テレ朝で2時間ちょいのドラマとしてOAされました。

かつてここで川中島の戦いを書いた時にも触れましたが、山本勘助という人物は軍師ではなく軍使に過ぎなかった可能性が高いので、当然のことながら今年の大河の原作も創作性が高いです。そのあたりをどう描くか、作り手の手腕が問われるところです。

テレ朝のドラマは、配役もなかなかハマッてたし、ストーリーも簡潔にまとまってて、安易にCGを使ったりしてなかったので、わりかし好感を持てました。対するNHKはどうなるんでしょうかね。

配役は、山本勘助が内野聖陽、武田信玄が市川亀治郎、私の大好きな上杉謙信Gacktといったところ。勘助はまあ良いとして、市川亀治郎って誰だよと思ったらドラマ初出演の歌舞伎役者だし、Gacktは昔映画に出たようだけど本業は役者じゃないし。

その他も微妙な配役が多いですね。京の公家出身で気位の高い三条夫人を、いくつになったか知らんがいつまで経っても子供みたいな池脇千鶴。信玄の側室で武田勝頼の母由布姫(かつての大河ドラマ「武田信玄」では湖衣姫)を、柴俊夫真野響子の娘で、これまたドラマ初出演の柴本幸

信玄と由布姫はかなり重要な役どころですし、謙信は信玄のライバルですからね、そういう役をほとんど実績のない役者に任せて大丈夫なんでしょうか。まあ、もしかしたら物凄い才能を秘めてるかも知れんから、今の段階でどうこう言うのも難しいけど。

まあどんな内容になるにせよ、私の大好きな上杉謙信が絡む話なんで、来年の大河はきっちり見るつもりです。そして、事あるごとにここで文句をたれることでしょう。

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2006/08/15

靖国問題

こういうアカデミックな話題を取り上げるのは、このブログの主旨からは逸脱することなんですが、あまりにもアホな論議が続いているので、私見を述べます。

中国やら韓国やらが、小泉さんの靖国参拝にケチをつけてます。国内でも反対派がケチをつけてます。まあ、人それぞれ考え方があるんだから、文句を言うのは勝手です。 ただね、大事なことは、日本は民主主義国家です。小泉さんは、国民の代表であって、国家の指導者じゃないです。中国や北朝鮮は、国民の代表イコール国家の指導者であって、当然そういう人物の一挙手一投足というのは、影響力が大きいです。

しつこいようですが、日本は民主主義国家です。小泉さんは国民の代表であって、国家の指導者じゃないです。したがって、その影響力には限界があります。小泉さんが靖国神社に参拝したからと言って、日本国民みんなが靖国神社に参拝する訳じゃないです。

現実問題、靖国に参拝するのは年間500~600万人だそうです。2度3度参拝する人もいると思うので、実質は300~400万人程度でしょう。いずれにしても、総人口の数%に過ぎません。

小泉さんが参拝するようになって、参拝する国民は増えてることと思いますが、所詮上記程度の数字です。小泉さん自身、国民に靖国神社参拝を強制してませんし、反対派の人たちはくさるほどいて、それを糾弾するような事もしてません。小泉さんが参拝したからと言って、それで日本の軍国主義が復活するとか、日本国民みんなが小泉さんに賛同する訳じゃないのです。

そういう意味では、小泉さんが参拝したところで、大した影響力はないし、むしろ反発する人も増えてる訳です。一番大事なのは、小泉さんの影響力はその程度ってこと。日本の国民の代表って言うのは、その程度の存在だと言うこと。何度も繰り返しますが、彼は国民の代表であって、国家の指導者じゃないんです。

中国やら朝鮮やらは「中華人民共和国」とか、「朝鮮民主主義人民共和国」とか、「大韓民国」なんぞと名乗っていますが、現実問題、ちっとも民主主義国家じゃないです。わが国は「日本国」と名乗っていて、ことさら「民」という言葉を使っていませんが、実質は民主主義国家です。アメリカだって「アメリカ合衆国」と名乗っていて、ことさら「民」という言葉は使ってません。だけど、間違いなく民主主義国家で、ブッシュのイラク侵攻や、テロ対策に対し、自由に文句を言える風潮です。

中国や朝鮮は、国民の代表イコール国家の指導者だから、そういう人物の一挙手一投足が重要で、頭の悪い国民たちはそれに従ってしまいます。だけど、日本はあんたたちより文明国だから、国民の代表はただの代表に過ぎず、そいつが国民の総意を踏みにじるような行為をすれば、支持率も下がり、政権を維持できなくなるのです。

小泉政権がこの夏で退陣と言うのも、結局小泉改革路線が100%上手いこと回った訳じゃなく、いろんなところでヒズミが生じて、支持率も下がってきたから、こういう状況になったんでしょ。100%上手いこと回ってたら、小泉政権はまだ続いた筈だよ。安倍に替わる必要ないのよ。

日本の国民はね、そういう感じで客観的に政権を見る視線があり、それが実際問題、政局に影を落とすんです。だけど、中国や朝鮮はそうじゃないの。マスコミとかも統制されて、自由に意見を言える風潮じゃなくて、国民の代表イコール国家の指導者の思うがままに操られてしまう国家なの。だから、戦争責任とか、追悼とか、そういう微妙な問題を、文明国である日本と同じ物差しで計れないんだよ。石原慎太郎じゃないけど、そういう部分で、お前らは所詮「第三国」なんだって。きちっとした文明国家じゃないんだよ。

まあ、こんだけ文句をたれててこういう結論を言うのもなんですが、私は靖国参拝反対派です。と言うか、靖国神社そのものの存在や、英霊を祀る基準のあいまいさを認めていません。

そもそもは、大村益次郎あたり発案のもと、戊辰戦争で戦死した、新政府軍の人間を祀るために作られた神社です。私が大好きな土方歳三河井継之助など、戊辰戦争において幕府側として戦い、長州中心のいびつな新政府に楯突いた連中は、祀られてません。明治維新最大の功労者である西郷隆盛も、のちに西南戦争でいびつな新政府軍に楯突いたため、あそこには祀られてません。江藤新平も同じです。そういういびつな基準が許せまでん。

みんな、お国のために命を捧げたって部分では同じです。と言うか、長州中心のいびつな政府を作った連中、自己の利益を追求しただけの高官、そんな奴らよりも、土方にしろ、河井にしろ、西郷にしろ、江藤にしろ、みんなよっぽど純粋に国を思って死んでったんです。そういう立派な人たちをないがしろにして、言葉は悪いけど、長州の金魚のフンだった連中が祀られてる神社です。もちろん、大戦以降に死んで祀られた人たちの多くは、そういう不純な連中じゃないと思いますが。

え~、結局何を言いたいのか分からなくなってきましたが、私は靖国神社の存在そのものを尊んではいません。今まで1度も行ったことはないですし、今後も行くつもりはないです。そこに参拝する連中はおバカさんだと思ってます。

だけど、おバカさんがおバカさんなりに参拝するのは勝手だと思うし、彼らも参拝を他人に強制してる訳じゃないんで、そんな行動は個人の自由だと思ってます。だから、どんな愚行、蛮行に見えることでも、本人たちが好きでやってて、それを他人に強制してる訳じゃないんだから、他人が文句を言う筋合いはないと思ってます。

小泉さんが、公費を使って、公務として行ってるんなら問題だけど、献花料だってポケットマネーで払ってるんだし、SPなんかがつくのは護衛側の勝手な裁量なんだから、文句を言う筋合いは無いでしょ。ましてや、中国だの朝鮮だのが文句を言う筋合いは無いし、奴らのクレームを受けて外交政策を変えるなんざ、マゾにもほどがあると思うぞ。いくら日本が敗戦国だからって、そこまで負け犬になる必要は無いだろ。

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2006/07/26

その時歴史が動いた

ライターの仕事がバタバタしてて、こんな事書いてる場合じゃないんですが、先ほどNHKで「その時歴史が動いた」の特別バージョンで、川中島の戦いの話をやってたので、ちょいと文句を。

番組では、川中島の戦いは引き分けだった、その理由は何なんだ、という話をやってました。両者の実力が伯仲してたからだ、いやいやお互い本気で戦わないパフォーマンスだったからだ、という2つの説を繰り広げてたんですが、どうなんだか。

かつてここで川中島の戦いの事を10回に分けて書きましたが、その時にも口を酸っぱくして言ったように、この戦いを引き分けというのは間違ってます。明らかに信玄の勝ちです。

都合5回の戦いのうち、3回は小競り合いといった程度だったので、引き分けと言っても良いんですが、残りの2回は本格的な戦闘になって両軍ともに大きな被害を出したと言われています。その際、最終的に敗走したのは謙信で、最終的に勢力範囲を広げたのは信玄です。

そういう厳然たる事実を見逃して、川中島の戦いは引き分けだの、お互い本気で戦わなかった単なるパフォーマンスだの、浅はかなことを言っちゃってて、ちゃんちゃらおかしいですな。

そもそもこの番組は、来年の大河ドラマの宣伝目的でやったもんだろうし、今までに川中島の戦いも何度か取り上げちゃってるから、無理矢理ネタを掘り起こした感じでしたな。新説という感じで取り上げられたものも、今の地形や気候を論拠にしてて、当時の状況をあまり考慮してない感じで、どうも説得力に欠けました。

特に、謙信と信玄の一騎打ちに関して、「犠牲者を増やさないための合図だったと考えるのが自然だ」なんてアホなことを言ってたのには、呆れて開いた口が塞がらなかったですね。
じゃあさ、前もって一騎打ちするって打ち合わせでもしてたのか?
だったらハナから戦うのやめようぜって打ち合わせするだろ。
それとも、その場でアイコンタクトでもして意思の疎通を図ったのか?
大混戦の中でそんなもん無理だろ。

この「その時歴史が動いた」の特別バージョンは今までに、平家没落の原因、本能寺の変の真相、この2つについてもやったんですが、その時も今回と同じ感じで、どうも無理矢理なこじつけが多いです。教育TVでやってる「高校講座日本史」は、結構しっかりした作りなのに、「その時歴史が動いた」はどうもイマイチですな。

我が阪神タイガースが首位攻防戦に2連敗してムカついている直後に、こんな浅はかな番組を見せられて憤懣やるかたないですね。

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2006/01/25

好きこそ物の上手なれ

先週、センター試験がありましたね。全く興味は無かったんですが、ネットを見てたら問題と解答が出てたので、「ちょっとやってみるか」という気になりました。とは言え、英語や数学などはやるだけ無駄なので、私の大好きな日本史で勝負。

やる前はね、「俺が詳しいのは、平安時代末期から幕末までの武士の時代だから、それ以外はダメだろうなあ」と思ってました。そもそも受験の時は世界史と地理を選択してて、日本史は全くやってなかったです。基本的に、受験の日本史は好きじゃないんです。ここで切々と書いている川中島の戦いなんて1行でおしまいだし、教科書によっては全く取り上げられてないし。そんな受験の日本史には全く興味が無いんで。

そういう言い訳を自分にしつつ、問題に取り掛かりました。「こんなの簡単じゃ~ん」と思う問題もある反面、「こんなもん知るか!」と思う問題が多々ありました。ただ、マークシートは便利ですね。選択肢が4つしかなくて、そのうち3つが明らかに間違いだと、答えが簡単にわかります。ロクに知らない話でも、明らかな間違いを消していけば、正解にたどり着ける可能性が高いんだもん。

で、日本史は日本史Aと日本史Bがあったので、順番に両方やりました。AとBで同じ問題もあったので、Aでの答案をそのままBでも流用。考えてもわかりそうにないとこは適当に埋めていったので、20分ぐらいで終了しました。

さあいよいよ答え合わせです。自分が知っている話は、ほとんど正解。もちろん、ケアレスミスもいくらかありました。自分が知らない話は、思っていたよりもなかなか好成績。やはりマークシートは便利だなあと思いつつ採点したら、日本史Aは100点満点で81点、日本史Bは78点でした。これって、結構大したもんじゃないの?

全受験生の平均点はまだ出ていませんが、大手予備校の予想だと日本史Bは56点ぐらいだそうです。私は受験勉強をしてる訳じゃないですし、今から十数年前の受験当時だって、日本史じゃなく世界史と地理を選択してたんです。ただ単に武士の時代が好きで、小説や文献やTVを見てるだけの、脳ミソが溶けてる34才のオッサンです。そんなオッサンが、予想平均点を大幅に上回るというのは、大したもんですよね?

やはり、「好きこそ物の上手なれ」ということなんでしょうな。
馬券に関しても、「好きこそ物の上手なれ」だと良いんだけどね…。

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2006/01/11

歴史物のドラマ

年末年始で歴史物のドラマがいろいろあったので、昨年に続きまして、私が見た番組の感想を書いときましょう。

河井継之助(12/27・日テレ)

河井継之助はかつてここで取り上げた人なので、簡単な人物像はこちらを参照してください。概ね私のイメージと同じストーリーで、好感を持てました。ただ、中村勘三郎は台詞の一つ一つに歌舞伎役者特有の自己主張が見え隠れしてて、朴訥なイメージの河井とはちょっと違う気がしました。あと、歴史物のドラマには良くあることですが、あれもこれも河井が関わってた、早くから意識してた、というシーンが見受けられたのはイマイチでしたね。でも全体的には、内乱の回避を画策しながらも、内乱の真っ只中に身を投じる皮肉な運命が、良く描かれていたと思います。

天下騒乱・徳川三代の陰謀(1/2・テレ東)

毎年恒例の長時間ドラマ。徳川家康の子供だったという説がある、土井利勝を中心とした江戸幕府草創期の話。実際にあった事件をつなぎ合わせて、通説とは違った創作にしてる部分が多かったです。そういう解釈もありかなという場面も、そんなアホなという場面もありましたが、それなりに辻褄を合わせてたんで、悪くなかったと思います。ただ、説明じみた台詞が多かったですし、安い芸人による講釈のようなシーンもあって、創作に対する言い訳がましい作りになってたのは残念でしたね。

里見八犬伝(1/2,3・TBS)

昔のおとぎ話であって、史実的な話ではありません。前半は上記の「天下騒乱」と、後半は下記の「新選組」と同じ時間帯だったので、録画して後で見たんですが、始めの30分ぐらいを見て、後は早送りで済ませました。なんかチンケなCGが多いし、時代設定がたまたま戦国時代なだけの、単なる活劇に過ぎない感じだったんでね。こんなチンケな作りで、「忠」だの「孝」だの儒教的な教えを説かれてもピンと来ないでしょ。そもそも「南総里見八犬伝」は、実写よりもアニメの方が向いてると思うし。

新選組・土方歳三最期の一日(1/3・NHK)

土方歳三もここで取り上げたことがあるので、簡単なお話はこちらをご参照のこと。一昨年の大河ドラマ「新選組」の続編ですが、大河同様イマイチでした。このエピソードはこの時の話じゃないでしょ、ってシーンが結構ありましたし、土方を主人公にしたことで、榎本武揚大鳥圭介が必要以上に歪んだ存在になってたのが残念でしたね。土方、榎本、大鳥の人間関係を描くんだったら、蝦夷地までの逃避行、開陽丸沈没、二股口の戦い、少なくともこの3つを取り上げないといかんでしょ。土方が死ぬ直前だけを取り上げるんだったら、榎本や大鳥はエキストラ程度にするべきでしたね。

功名が辻(1/8・NHK)

今年の大河ドラマ。前にもここで書いたように、私は山内一豊が嫌いです。そういう目で見てたからか、ちっとも面白くなかったです。演技が下手な役者も多いし、そもそも役者じゃないのもいるし、まあそういう部分は今までの大河でも同じ状況でしたけどね。やっぱり今年の大河は見なくても良いかな、と思ってます。

風林火山(1/8・テレ朝)

武田信玄の軍師だったという説がある、山本勘助を中心としたお話。勘助の人物像や、話の流れに関してはいろいろ異論もありますが、近日中にここで川中島の戦いを取り上げる予定ですので、私の見解はその時ということで。ただ、全体的には良く出来てたと思います。この役者は意外に時代劇が向いてるな、って思える人も何人かいて、結果的にキャスティングは上々だったでしょう。合戦のシーンなんかでもチンケなCGを使わず、ほぼ実写でやっていたあたりは好感が持てました。他のドラマに比べると注目度は低かったでしょうが、内容は充実してましたね。

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2005/12/13

大河ドラマ

今年の大河ドラマ「義経」が終了しました。
まあ、まずまずでしたかね。ケチを言い出せばキリがないんですが、去年の「新選組!」ほどムカつく局面はなかったんで。

ただ、義経が「新しき国」を作ることにやたらと執着してたのがね、どうもピンときませんでした。義経にそういう意識は無かったと思いますし、万が一あったとしたら、もっと違う行動をすべき局面がありますし。
それと、女性の登場人物がウザイことが多々ありました。原作を読んでないので知りませんが、宮尾登美子の作品なので、女性の視点での描写に重点を置いてたんでしょう。しかし、「あんたにそんな権限ないでしょ」ってシーンが見受けられましたね。

所詮ドラマなんで、そういう創作があっても良いんですが、物語を展開する上で意味が無かったり、辻褄が合わなかったりしてたんで、もう少し考えてほしかったですね。

で、来年の大河ドラマは「功名が辻」です。
司馬遼太郎の作品で、主人公は土佐藩初代藩主の山内一豊。と言うか、その嫁の千代です。千代は「内助の功」という言葉の象徴的な存在でして、戦場でロクに手柄も挙げられない、官僚としても使えない、そういうダメ夫を献身的に支えて、土佐24万石の大名に出世させた人です。

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彼女は、大した才覚も無く見た目もパッとしない夫に、物凄い名馬や立派な鎧を買ってあげたりして、信長秀吉など権力者の目に止まるよう、懸命に夫をプロデュースしたらしいです。金の工面は、古着か何かをつぎはぎして服飾品を作ったり、自分の髪を切って売ったりして、なんとか賄ってたそうな。関ヶ原の際、家康に味方するよう、夫にアドバイスしたって説もありますね。まあ、どこまで史実かわからんけど。

で、私は山内一豊が嫌いなんで、来年の大河は見ないかも知れません。なぜ嫌いかと言えば、前述のように、大した才覚も無く、嫁の努力や助言による世渡りで出世した人だから。さらに、土佐藩主になってからもイマイチな人だったんで。彼は「上士」、「下士」という武士の階級差別を作った訳ですが、それは土佐藩が幕末になって、坂本龍馬武市半平太など、有能な人材を上手いこと使いこなせなかった遠因ですからね。

とりあえず第1回を見て、ちゃんと見るかどうか判断します。主演の仲間由紀恵を筆頭に、和久井映見とか永作博美とか、好きな女優が結構出るんで、見たい気持ちもあるんですが、原作を読んで話の流れも知っちゃってるんでね、どうしたもんだか。

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2005/11/23

一緒に酒を呑みたい人物

中国でちょっと面白いアンケートがあったようです。
それは、「一緒に酒を呑みたい三国志の英雄は誰?」というもの。詳細についてはこちらをご覧下さい。

三国志を読んだことがある人だったら誰もが納得すると思いますが、ダントツで1位だったのは張飛。酒にまつわるエピソードが多いですからね。
2位以下の並びには釈然としない部分も少なからずありますが、ベスト10の中に蜀の人間が5人いるということは、中国でも「正史」より「演義」の方が良く読まれているということでしょうな。

私だったら、ここでも取り上げた周瑜郭嘉龐統と呑みたいですね。ただ、3人とも一緒に酒を呑んで楽しいタイプではないでしょう。普通に世間話しても面白いことは言いそうにないし、戦略の話とか始めたらいつまでたっても終わんないだろうし。「今日はなんもかんも忘れてパーッと呑もうぜ!」とか言って呑みに行っても、ずーっと仕事の話を聞かされるようなもんだからね。あんまり気が進まないなあ…。

日本の歴史上の人物だったら、やっぱりここで取り上げてきた面々と呑みたいかな。でも、上杉謙信は物凄い大酒呑みなんでねえ…。なんせ、移動中に馬に乗りながらでも酒が呑めるように、「馬上盃」というのを持ち歩いていたぐらいですから。一緒に呑みたいのはやまやまですが、きっと急性アルコール中毒になるぐらい付き合わされるでしょうからね…。ちょっと勘弁だな。

ここで取り上げてない人物だったら誰がいるかなあ。
織田信長だったら、朝倉義景浅井久政長政親子の頭蓋骨で作った盃で呑むという、悪趣味に付き合わなきゃいけないし。
徳川家康は、ケチだから物凄く安い酒を物凄く薄めて呑まされるだろうし、健康オタクだからつまみも粗末なもんだろうし。
豊臣秀吉は、きっと大盤振る舞いしてくれるだろうけど、横にいる淀殿の機嫌取らなきゃいけないだろうし。

こう考えてみると、一緒に呑みたい歴史上の人物って、なかなかいませんね。まあ、こんなこと真剣に考えても意味のないことなんで、どうでも良いけど。

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2005/01/12

歴史物の番組

年末年始ってことで、歴史物のTV番組が多かったですが、私が見た番組の感想を簡単に書いときましょう。

壬生義士伝(12月30日・TV東京)
2年前ぐらいにTV東京の長時間ドラマになり、その後映画化されたのですが、映画版のやつです。新選組の吉村貫一郎が主人公。新選組の中で特に目立った存在でもなく、大して記述も残ってないので、浅田次郎が好きなように書いた作品が原作。
ドラマ版で内容は知ってましたし、配役はドラマ版の方がハマッてたので、イマイチでした。そもそも新選組ってのは、歴史を動かしたってレベルの集団ではなく、見ようによっては単なるあぶれ者の集団ですからね。そういうスケールの小ささがクローズアップされちゃってて、新選組が大好きな私としては喜べない内容でした。

国盗り物語(1月2日・TV東京)
斉藤道三の生涯を中心に、織田信長明智光秀の確執を描いた、司馬遼太郎の小説が原作。内容はほぼ原作のとおり。ただ、配役がどうかなって感じでした。道三や光秀は良かったんですが、信長がね…。伊藤英明くんには荷が重かったですね。
信長を演じるにあたって重要なのは、「であるか」というセリフ。信長の口癖で、現代語訳すれば「ああ、そうかい」って感じなのですが、そんな軽い感じではなく、そこに信長の威厳や、それを聞く立場の家臣の畏怖が伴わなければいけません。「であるか」って流して言うんじゃなく、「で、あるか」という感じで、「で」の後に若干の間が必要なんです。そこに重厚さが滲み出る訳です。残念ながら伊藤くんは「であるか」って流して言っちゃってたんで、ちっとも威厳が感じられませんでした。

大化改新(1月3日・NHK)
あまり興味のない時代なので細かい事は知らないのですが、ちょっと納得のいかなかった部分があります。それは、大化改新が中臣鎌足中大兄皇子を中心に進められたって話。もちろん、歴史の授業ではそう習いました。でもね、大化改新の後に皇位についたのは、軽皇子(孝徳天皇)であって、中大兄皇子が天智天皇として即位したのは、大化改新の約20年後なんです。そのあたりのいきさつから、実は軽皇子が裏で糸を引いていたんじゃないかって説があって、その方がなにかと辻褄が合うんですよ。
ドラマで軽皇子は吹越満が演じてましたが、単なる脇役にとどまってたんで、もう少し鎌足や中大兄皇子と絡ませてほしかったですね。

源義経・ヒーローはこうして誕生した(1月4日・NHK)
大河ドラマに向けての番宣って感じでしたが、見るだけ無駄でした。上っ面をすくってるだけで、全く本質に触れてなかったですから。「そうじゃないだろ!」とか、「もっと大事な話があるだろ!」って、ずっとTVに向かって文句をたれてました。

時空警察(1月5日・日本TV)
天草四郎豊臣秀吉の孫だった、っていうおとぎ話をやってましたが、あまりにもくだらなかったので、途中で「いい旅夢気分」にチャンネルを変えました。この番組は過去に何回かやってて、歴史上の事件に関して「ひょっとしたらこんな展開もあったんじゃない?」って仮説を提示するんですが、毎回毎回荒唐無稽でアホくさいです。

世界ふしぎ発見(1月8日・TBS)
戊辰戦争で敗れた会津藩の人達の一部が、アメリカに移住したって話をやってました。初めて聞く話でしたが、主要な登場人物は知ってたので、後日談としてなかなか興味深く見れましたね。ちなみに、クイズは全問正解できました。どのエピソードも知ってたんで。

源義経(1月9日・NHK)
今年の大河ドラマ。まあこんなもんでしょうかね。とりあえずは、チンケなCGが多くて安っぽかったなあって印象。大河ドラマなんだからもっと金をかけてほしいですが、受信料の不払い運動が広まってますからね、仕方ないとこかも知れません。
かつて、義経と頼朝の確執の話や、大河ドラマについての話をここに書いたことがありますが、そこで述べた私の考えに近い内容になってくれれば嬉しいんですけどね。

たいがいの番組はガッカリな内容でしたね。もうちょっと、当時のことを勉強するとか、知識のある人にサポートさせるとか、そういう努力をしてほしかったです。
まあ、なんでもかんでも史実に忠実じゃなくても良いと思いますし、それなりの創作はあっても良いんでしょうが、ちょっと無理があるんじゃないの、って感じの番組が多かったですね。

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2004/12/13

大河ドラマ

今年の大河ドラマ「新選組!」が終了しました。
前にもここで書いたことがありますが、概ね今一な内容でした。

いろいろ不満な点はありますが、大まかな問題点は2つ。
まず1つ目は、なんでもかんでも新選組が関わり過ぎってところ。いちいち例を挙げてたらキリが無いので省略しますが、この件に新選組は絡んでねーだろって出来事に、近藤勇土方歳三が登場し過ぎです。「味噌もクソも一緒」という感じがして辟易しましたね。

2つ目は、近藤が良い人過ぎるところ。聖人君子のように描かれてて、物凄く真面目で誠実な近藤になってましたが、実際はそうでもありません。自分の愛人の妹に手を出して、結局は愛人を追い出しちゃうような人だったのですが、そういう部分は話をすり替えて美化してます。「臭いものにはフタ」という感じがして辟易しましたね。

まあ、今回の「新選組!」に限らず、今までの大河ドラマや、年末年始なんかにやる歴史物のドラマってのは、概ね上記のような「味噌もクソも一緒」、「臭いものにはフタ」という状況になってます。主人公を、何が何でも英雄に仕立て上げて美化するんでね、そういう歪んだ描かれ方になってるんでしょう。

でもね、こんだけ偉そうに文句タラタラたれてますけど、最終回を見てて、要所要所でいろんな思いが交錯しちゃって、何度となく号泣してしまいました。ほんとに、年をとるとあっちこっち緩くなっちゃって、ウンザリです。

で、来年の大河ドラマは「義経」です。
主人公の義経はタッキーが演じます。幼少の頃の義経を演じるのは神木隆之介くん。この子はね、演技も上手いし、かわいいし、私は大好きです。彼の演技に、今まで10回ぐらいは泣かされましたからね。
他のメンバーは、弁慶が松平健、頼朝が中井貴一、清盛が渡哲也、藤原秀衡が高橋英樹、静御前が石原さとみ、義経の幼なじみが上戸彩といったところ。物凄く美化されちゃってますね。

yoshitsuneこの肖像画を見れば一目瞭然ですが、実際の義経は、背は低く、髪は薄く、歯はボロボロだったそうです。義経は満30歳で死んでますが、この肖像画はどう見たって老人です。到底、悲運の貴公子には見えません。

この肖像画の人物を、隆之介くんやタッキーが演じるってのはどうなんでしょう?
風采の上がらない、幸薄そうな人の方が、適任でしょうな。

でも、リアリティーを追求するだけでは話になりません。それに、何と言っても悲劇のヒーローなんで、見目麗しい若者が演じた方が、受けも良いでしょうからね。
まあ、配役はこんなもんだと思いますので、あとは、「味噌もクソも一緒」、「臭いものにはフタ」という感じにならないで、良いお話にしてもらいたいもんです。

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2004/12/09

忠臣蔵

あと5日で12月14日。今から302年前、赤穂浪士が吉良邸に討ち入った日です。
殿様の恨みを晴らした赤穂浪士たちを、武士の鑑といった感じで称える、「忠臣蔵」の一番の見せ場ですね。

しかし、私は「忠臣蔵」が大嫌いです。死ぬほど嫌いです。赤穂浪士を称えるなんて、武士道を勘違いしてると思います。だって、バカバカしいったらありゃしない。どいつもこいつも、ただのアホだもん。こんなくだらないことに命を捨てるなんて、武士のとるべき道じゃありません。
まあとにかく、何でこんなに忠臣蔵が嫌いなのかをご説明しましょう。

①浅野内匠頭が嫌い
事の発端は、こいつが吉良上野介に斬りかかったことですね。上野介にイジメられて、ブチ切れたというのが真相だと言われています。
この件における第一の問題は、ブチ切れた経緯がくだらないということ。そもそも、内匠頭が上野介にイジメられた原因は、勅使接待役の内匠頭が、その指南役の上野介に礼金(賄賂ではなく、一般常識として払うべき礼金)を充分に払わなかったため。それと、上野介が赤穂の塩の製法を教えてくれと言ったのに、内匠頭が教えなかったため。いずれにしろ、内匠頭の器量が小さいことが原因の確執です。ブチ切れる前に、もう少し世渡りを勉強すべきですし、自分の器量を反省すべきです。
第二の問題は、武士たるものが刀を抜いて相手に斬りかかっておきながら、多少の怪我しか負わせられなかったこと。一撃で致命傷を与えるほどの腕を持っていなかったか、そこまでのことをする根性がなかったということです。梶川与惣兵衛という人が背後から止めに入ったために、存分の働きができなかったという見方もありますが、やはり内匠頭の腕もしくは根性が大したもんではなかった、というのが真実でしょう。
とにかく、内匠頭の器量がもっと大きければ、こんなくだらない、子供の喧嘩みたいな事件にはならなかったのです。すべての元凶は、内匠頭がチッポケな人間だったからです。という訳で、「忠臣蔵」の登場人物で、一番こいつが嫌いです。

②吉良上野介が嫌い
上記のような理由で内匠頭をイジメてた訳ですが、こいつもバカです。内匠頭をイジメるのは結構だけど、それで内匠頭が何かヘマをしたら、その責任は指南役である自分にもふりかかってくるのです。もっと上手く部下を使えなきゃ、上に立つ価値はありませんし、結局は自分の首を絞めることになります。そのくらいのこと理解できなきゃいかんでしょ。
それに、人を弄ぶのも結構だけど、相手に恨みを抱かせるようじゃ、ただの小悪人であって、本当の悪人にはなれませんな。こいつも、器量が小さいということです。

③四十七士が嫌い
切腹した殿様の恨みを晴らすべく、四十七士が上野介を討った訳ですが、そんな大したことなんでしょうか?
こんなくだらない、子供の喧嘩みたいなことが原因で切腹に至った殿様なんぞ、慕う価値は無いでしょ。そんな器量の小さい殿様なんて、自分の方から見切りをつけて、自分の命を預けるにふさわしい人間を見つけ、それに仕えるのが武士たるもののあるべき姿だと思います。
それに、老人1人を討ち取るのに、ゾロゾロと大の大人が繰り出すのは、いかがなものか。殿様が殿様なら、家臣も家臣という感じがしますね。

④上杉家が悪者扱いなのが許せない
ご存知のとおり、私は上杉謙信が大好きです。「忠臣蔵」の当時、上杉家の当主は、上野介の息子の綱憲でした。前当主に跡継ぎがいなかったため、吉良家から養子として上杉家に入り、当主となった訳です。
で、この綱憲を中心とした上杉家は、四十七士が吉良邸に討ち入ることを察知していながら、見て見ぬふりをしました。これをもってして、「実の親を見殺しにした薄情者」というレッテルを貼られてしまい、小説でもドラマでも映画でも、吉良家同様、あるいはそれ以上に悪者扱いされ、必要以上に悪役然とした描かれ方をしています。
しかしね、何度も言いますが、こんなくだらない、子供の喧嘩みたいなことに、大の大人が繰り出すこと自体がおかしいのです。上杉家が見て見ぬふりをしたのは当たり前のことです。四十七士の討ち入りは将軍綱吉も知っていて、上杉家と同じ様に見て見ぬふりをしてます。それが当然なのです。大騒ぎしてる奴がバカなのです。

⑤偶然の一致
ナベツネが同じ高校出身だったのを知り、ショックを受けた私ですが、「忠臣蔵」でも同じ様な偶然の一致があります。それは、私の大嫌いな浅野内匠頭の家紋が、私の家の家紋と同じだということ。「違い鷹の羽」というやつです。
まあね、家紋なんて種類に限りがありますから、同じ家紋の人なんて腐るほどいることでしょう。しかしね、よりによって一番嫌いな奴と同じなんて、最悪です。

こんな訳で、私は「忠臣蔵」が大嫌いです。この時期になると、ドラマやドキュメンタリーみたいなのが多々ありますが、私は常にTVに向かって文句を言ってます。

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2004/08/25

なんでもベスト3(歴史小説)

私の人となりをもっと知ってもらおうということで、これから折に触れて私の好きなものをご紹介していきたいと思います。ちなみに、「なんでもベスト3」と銘打ってますが、取り上げるテーマによって、ベスト10だったり、ベスト1だったりしますので、ご承知おきください。
記念すべき第一弾は、読んで面白かった歴史小説。

3位:「迷走大将上杉謙信」小松重男
かつてここでも取り上げましたが、上杉謙信という人は、義を重んじ、目先の利益を求めなかった人。素晴らしい人ですが、家臣にとっては良い迷惑だったのです。
戦争で勝って土地を奪っても、それを元々の領主に返してしまう。つまり、家臣達はどんなに頑張っても、大してご褒美を貰えないのです。しかも、関東では北条と、信州では武田と交戦していたため、次から次へと戦地を行ったり来たり。ロクに休む間もないまま戦場に駆り出されるということは、何かと経費がかかり、家臣達の手元の金も減る一方。家臣達だけでなく、領民達も度重なる徴税に追われる状況。大将が義を重んじるのは結構だけど、下々はたまったもんじゃない訳です。
そういう謙信の矛盾をクローズアップした作品でして、謙信贔屓の私としても、考えさせられる内容。謙信を、こういう捉え方で描いている作品はあまりないので、なかなか面白いです。

2位:「足利尊氏」村上元三
メインは足利尊氏の生涯なのですが、後半は室町幕府歴代将軍の治世をまとめてあります。これが、なかなか良くまとまってて秀逸です。
一般的に戦国時代と言うと、応仁の乱から、信長秀吉によって天下統一にいたるあたりを指すのですが、私の解釈では、平安時代末期の源平の争乱から江戸幕府確立までが戦国時代だと思ってます。鎌倉幕府も室町幕府も暫定政権みたいなもんで、日本全国を牛耳ってた訳ではないのです。常に家臣の謀反や内部抗争に明け暮れ、将軍なんて傀儡に近かったのです。将軍の存在が絶対的だったのは、江戸幕府だけです。
で、鎌倉、室町、江戸幕府の中でも、一番無茶苦茶だったのが室町幕府。尊氏にしたって、征夷大将軍になってからも、常に命の危険を感じる立場でしたし、2代目以降はただの傀儡。そのあたりを上手く要約してる作品で、学校の日本史の授業では触れてくれない真実を、掻い摘んで紹介してくれてます。

1位:「秘本三国志」陳舜臣
三国志は、「正史」と「演義」の2つがあります。「正史」はほぼ史実に乗っ取った話でして、「演義」は事実を捻じ曲げて面白おかしく創作された話。
日本で読まれている三国志は、ほとんどが「演義」を基に描かれたもの。曹操は悪人で、劉備は善人で、孔明が大活躍というパターン。何だかね、アホみたいに勧善懲悪で辟易してしまうのです。
しかし、この作品はどちらかと言うと「正史」に基づいてまして、下らない創作ではなく、真実に近いところを描いてくれてます。日本の小説や漫画で描かれている、欺瞞に満ちた三国志ではなく、正味の話に近いので、本当の意味で勉強になる作品です。
同じ陳舜臣の作品で「曹操」というのもありますが、こちらも「正史」に基づいて描かれてますので、「演義」を基にした三国志を読んだことがある人にはオススメです。きっと、今までの三国志とは、全く違った角度で楽しめると思います。

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2004/05/12

つい先日、自分で自分にビックリしてしまいました。
歴史小説を読んでて泣いてしまったのです。しかも、誰もいないd-labの店内で。

21時ぐらいだったでしょうか。お客さんもいないので、ヒマをもてあましておりました。サッカーも面白いカードはやってないので、私は立花宗茂という、戦国時代末期の人の話を読むことにしました。彼は大友宗麟の家臣でして、実父である高橋紹運、義父である立花道雪とともに、崩壊に向かいつつある大友家を首の皮一枚のところで支え続けた人です。

で、私が泣いたのは実父高橋紹運が死んだくだりです。そのシーンを細かく説明すると話が長くなるのでここでは割愛しますが、確かに涙無しには語れない、とっても素晴らしい話です。

しかし、私は以前にも立花宗茂の小説を読んだことがあるため、おおまかな話の流れは知っていて、「ぼちぼち高橋紹運死ぬなあ」と思いながら読んでいたのです。そして、その小説の表現が心動かされるというほどのものでもなく、むしろ「俺だったらもっと劇的に書けるのに」ぐらいの勢いで読んでいたのです。

ところがどっこい、気付いた時には私の頬を一筋の涙が零れていました。多分、感情移入というやつでしょう。たまたま苗字も同じですし。

それにしても、話の結末も知ってて、文学的な表現力も大して無い小説を読んでいたのに、涙を流してしまうとは…。なんだか物凄く不覚をとった感じがして、ヘコんでしまいました。

とにかくここ数年、涙もろいです。阪神の胴上げに泣き、母校の箱根駅伝3連覇に泣き、愛馬の重賞制覇に泣くといった感じ。ドラマの子役の演技にも弱いですね。何せ、「トリック」で泣いたこともありますから。

昔はそれほど涙もろくなかった気がするのですが、やはり年をとるとあっちこっち緩んでくるということなのでしょうか。

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2004/04/06

新選組

前回、チラッと坂本龍馬の話が出てきましたが、私は別に龍馬ファンではありません。
龍馬とは敵対関係にあった、新選組の土方歳三が大好きです。
新選組と言えば大河ドラマですね。三谷幸喜が脚本ということで期待していたんですが、正直、今一つです。

配役は悪くないと思うんですよ。今までの新選組の映画やドラマって、近藤勇や土方歳三は50過ぎのオジサンが演じて、沖田総司だけが20ソコソコの若者って配役が多かったでしょ。でも現実には、近藤も土方も35で死んでますし、沖田だけが青年剣士だったわけじゃく、新選組全体が概ね青年剣士の集まりなんですな。

今回の配役は、口にゲンコツが入ったという近藤が香取慎吾、一見ヤサ男なんだけど結構冷酷な土方が山本耕史、豪放磊落な原田左之助が山本太郎、謎の部分が多い斉藤一がオダギリジョーなどなど、今までの作品に比べると、適材適所と言っていいでしょう。

ところがストーリーが無茶苦茶なんです。若かりし近藤や土方が、桂小五郎坂本龍馬佐久間象山勝海舟あたりと交流があって、一緒に黒船見に行っちゃったりとか、ハリスの秘書的存在だったヒュースケンを助けたりとか、有り得ない話だし。

何だか、幕末に起こった事件をとりあえず年表通りに辿っていって、そこに無理矢理新選組のメンバーを絡ませてるだけに見えます。例えて言うなら、ニューヨークヤンキースの松井秀喜が、サッカーでも日本代表で、役者としてもアカデミー賞にノミネートされ、政治家としてもイラク戦争に一枚かんでる、といった感じなのです。

おそらく三谷さんは、NHKからああしろこうしろと言われ、そんなに言うんだったらこれで良いだろってな感じで、ヤケになって書いてるんでしょう。いつもの三谷ワールドも感じられないし。

これだけブツブツ言いながら、結局毎週見ている私は何なんでしょう?
でも実際に見た奴しか、文句言う資格もないと思うんで。

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